感情も説明も徹底的に排したまま、整いすぎた日常が静かに崩壊していく。理由は語られず、共感も許されない。ただ出来事だけが、冷酷な距離感で積み重ねられる。
反復される生活行為と、後半の計画的な破壊行動が…
このレビューはネタバレを含みます
冷静に淡々と終わりへ向かっていく家族を、俯瞰で観察するドキュメンタリーのように感じた。
登場人物の表情も感情もほとんど描かれず、説明もなく、否定も肯定もされない。
静かに日常が積み重なり、崩れていく…
このレビューはネタバレを含みます
視聴前からうっすらネタバレを踏んでおり、破壊シーンを勝手に「身辺整理」若しくは「最後に破壊し尽くす爽快感」のどちらかなのかと予想しながら見ていた。
実際は丁寧に丁寧に、自分が生きてきたものを他人に利…
オーストラリアへようこそ
妻の母の死を経て、概ね回復したところの夫婦及び娘の3人家族。旦那も仮昇進を果たして順風満帆…ところが、「僕たちは行きます」そんな謎めいた手紙を両親にしたためる夫婦は、…
このレビューはネタバレを含みます
個人的にはこの結末が不幸かどうかすら分からない。
第二部の洗車シーン、母が手を引っ込めた後に自分の両手を見つめ続けるエヴァの姿に切なさを感じた。部屋の電気を消さないで欲しいのは、やっぱり寂しいから…
現実とはどれだけ凝視観察しても断片の総和としか捉えようがない。繋がらない部分は想像力で繋ぐか断片のまま浮遊させるしかない。だからコミュニュケーションの不和が生じる。不全になる。そういった意味で現実は…
>>続きを読むある一家が最終的に文字通り崩壊してしまうお話です。
その原因に関しては全く情報が描かれないしずっと無機質でずっと暗い、ぶつ切りカットも健在で本当にハネケ監督らしさ満載の作品です。
終盤ずっと破壊行為…
このレビューはネタバレを含みます
それなりに裕福で特に家族仲に問題も無さそうな家族が家も写真もお金も容赦なく破壊してもう後戻りできない環境を作って心中した理由を私たちがわからないままこの家族は終わってしまった
これから死ぬのに怪我を…