●黒蜥蜴(1968年日本。丸山明宏)
【レビュー】
美輪明宏さんが,まだ丸山だった時代の作品。
江戸川乱歩の『黒蜥蜴』を,三島由紀夫が丸山さん当て書きで戯曲にしたもの。
さらにそれを映画化。
なの…
深作っぽさがない映画だと思ってたけど、アクションのときにカメラ斜めにしたりと見直すとやはり深作作品。
この時期の川津祐介の出演作を追うと変なのばかりだが、これもそう。
そして終盤の三島由紀夫がすべて…
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三輪さんに圧倒されて、美は力という言葉を思い返した…
美しい佇まい自体もそうだし、さらに劇中で口にされる美しい言葉たち、美しい言葉を口にする人たちにも力を感じた。
規範の外側にいて、全く何かがワル…
wowowで10年以上も前に観て、美輪さんの美しさに驚いたことを覚えていました。今観たら、話を全然覚えていませんでした。妖怪人間ベムのベラみたいな感じもしたことを思い出しました💦57年前の作品。美輪…
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よーーーーやく観れた‼️‼️
めっちゃ面白かった!
台詞が情緒溢れ、詩的で素敵!
一語一句、真似してみたくなる🥺
所作も美しい……
丸山明宏氏の妖艶な魅力に終始釘付けでした!
明智小五郎の手玉…
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深作欣二の演出もキレッキレだし美輪明宏も妖艶。
タランティーノにも影響を与えたのがよくわかる。
最近の映画にはない煮詰めたエキスのような感触。
乱歩の原作にほぼ近いが三島由紀夫の脚色がより退廃色を…
このレビューはネタバレを含みます
明日は違う私であることが絶対に譲れないから、私をひとところに留め置く恋などという雑駁物は内包できなくて、何のためらいもなく毒をあおるあのカッコよさ。彼女は殉教者なのだ。
カタチの美しさだけが持つ意味…