おもしろかった。
ロメール作品の中でも、パリの街中の話とヴァカンスの話でかなり作風が変わってくるなと感じた。
こっちはこっちでおもしろい。
まずアイデが魅力的。
最初のプロローグでもしっかり映され…
御託に満ち溢れた、それでも瑞々しい60年代のロメール。
ロメールの代名詞的なジャンルである、イヤんヴァカンス映画の中の最初の一本なんでは?(「モード家の一夜」の一作前だった)
やや下衆めな美術関係…
煩悩のない無の時間を過ごしたい主人公と、さまざまな男と関係を持ち、コレクションする女と呼ばれるヒロイン。
彼女との関係の中で、本来の理想が崩れていく主人公。人は常に他人との間に駆け引きをしており、そ…