ブルー・カラー/怒りのはみだし労働者どもの作品情報・感想・評価

「ブルー・カラー/怒りのはみだし労働者ども」に投稿された感想・評価

tunic

tunicの感想・評価

5.0
ブーブー文句たれながらもよく働きよく遊ぶ(乱交パーティとか)労働者たちの様子いつまでもみていたかった。密室の塗装部屋で窒息死…辛いよう。孤立無援となったハーヴェイ・カイテルが見えない敵に疑心暗鬼するところにシュレーダーっぽさがでてた。

最初は下層階級同士、人種関係なく仲良く働こうぜ!みたいな感じなんだけど、トラブルがおきるとやっぱり黒人は守ってもらえないから警察を頼れないとか、一度転落したら立ち直れないからチャンスを棒に振る選択はないとか、BLM問題に通じるところもあった。

2020.8.3
自動車工場の組合と労働者の対立の話なんだけど、まさかのコメディ。シュレイダーらしいっちゃシュレイダーらしいかも。

組合の悪事を告発する役回りの主役の3人組が本当にどうしようもないボンクラなのが楽しい。3人がコカイン乱交パーティのあと、明け方の6時ソファに3人で横並びに座って人生の愚痴をボケっとした表情で語り合うショットが最高すぎる。

あとはやっぱハーヴェイ・カイテルが良い。1人だけ動きが豊富。シュレイダーの指示というより彼のアドリブではないか?
生き生きとしている。
一

一の感想・評価

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70年代のデトロイト、自動車工場の工員たちが口五月蝿い現場マネージャーに見張られながら淡々と働くのを映しだすOPにワクワク。というか『ブルー・カラー』ってタイトルの時点でもう心躍ってましたが。工場内労働シーンの度にかかるキャプテン・ビーフハート&ライ・クーダーによるブルージーなテーマ曲"Hard Working Man"が耳にこびりつく。資本主義と労働者、組合と労働者、黒人と白人などなど政治的・社会的対立をマジメに描いてはいるが(スパイク・リーが"映画監督志望者が観るべき映画リスト"に入れたりしている)、基本は軽いケイパームービーのノリなのがとてもイイ。強盗3人組の変装ギャグとかホントくだんない。それから、工場の塗装部屋に閉じ込められて機械が吹き付ける青いペンキを浴びながら死んでいくという作中唯一の人殺しシーンが残酷で素晴らしい。
t

tの感想・評価

5.0
「社会派」という厄介な形容詞を一蹴するかのような軽みで社会の真理を説くプロレタリア映画。企業・組合・労働者間に確信犯的に渦巻く保身と敵対の構造。ドラッグパーティも金庫破りもカーチェイスもあり。ボーリングもある。塗装部屋の噴射シーンに文字通り息が詰まる。傑作
虫

虫の感想・評価

4.0
階級間の問題が、人種間の(あるいは老若間の)問題にすり替えられることを象徴しているのがあのラストなのであって、間違ってもブレてるとか言っちゃだめだゾ★
みんなが「俺の見たい対立図式じゃなかった!」って言って評価を下げてるみたいですが、それこそ「観客が見たいもの見せてあげて、溜飲下げさせて思考停止させるフィクション」じゃないことを証明してますよね(みなさんの感想を読んで+0.5点しました)。
労組映画だというから、前田吟の『ドレイ工場』みたいなプロレタリア映画を想像していたが、まるでギャング映画のような筋運び。
俺の知っている労働組合と大分違う。

前半はコメディ調で描かれていた仲良し3人組が、後半は互いの肌の色を罵り合うようになる。
ブルーカラーの苦悩を描いていたはずが、最終的に人種問題に着地しているので、「当初のテーマがブレている」という批判が出るのも判るが、今観ると決して的外れではないと思う。
差別というのは、必ずしも憎み合う者同士で持っているとは限らないし、無意識に抱えていた差別が、余裕が無くなり攻撃性が増した時にフッと出てくることもあるだろうから。
さと

さとの感想・評価

3.7
初期のスコセッシぽいなと思いつつ、なんか違うな感があって後で調べたら脚本がタクシードライバーとかライジングブルとかで初期スコセッシと一緒にやってた脚本家の方だったんだとわかって勝手に納得。

70年代の労働者階級の労働環境の劣悪さと少し人種の問題なども織り交ぜながら仲の良い3人の黒人と白人の同僚が詐取され沈まされていく話。

社会問題に切り込みつつもコメディ的要素もあって面白かったんですけど、出来たらもっと3人のキャラの個性を引き立たせて欲しかった。
答えが見えるようで見えないふわっとしたラストが印象的で好きでした!
DarcyAnam

DarcyAnamの感想・評価

3.0
悪くないけど思ってたのと違った。
企業と労働者の対立、的なのを期待してたんだけど。
あの終わり方も全く予想外。
仲間割れが悲しかった。
現実味に欠けるストーリーが残念。
邦題の「怒りのはみだし労働者ども」っていうのが時代を感じる。

労働者対経営者という構図と思いきや、その後の展開が意外な感じになりよく考えられていると思った。

結局お金に翻弄される人間たち。
犬

犬の感想・評価

3.5
変装

工場で働く労働者階級の人々を描いたドラマ

生きるのに必死
過酷な現実が

組合、人種、、
様々な問題が

なかなか見ごたえありました
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