ロベール・ブレッソンは、遺作である『ラルジャン』(1983) を先に見ているので手とお金のショットの印象が強い。
手といえばだけれど、ドイツルネサンスの画家アルブレヒト・デューラーの『祈る手』(15…
地球規模の環境問題、愚かな人間が引き起こす自然破壊の残酷さと、自ら死に近づいていくシャルルの儚さ…
虚無の中にいても、化学止まれ的なこと言ってたし、生きるのも死ぬのも恐ろしい的なことも言っていた
で…
「わかりやすい」環境破壊の映像と、分かりにくい人物たちの会話、関係性、個性がごちゃ混ぜになっている。頭が混乱する。
登場人物たちが日頃何を考えて過ごしているのか、何を生業とするのかなど、分かるところ…
(4Kリマスター)
意図的かどうかはわからないが、富裕層らしき美男美女の学生たちがセックスをしながら環境破壊を憂うのは皮肉というよりも退廃そのもの。
教会のパイプオルガンと道路のクラクションが「騒…
テレビは全てを映し出す。ゆえにイメージの氾濫が生じる。そこには、連続性や関係性の創造はなく、ただの現実しかない。
映すことは限りなく邪悪であり、映さないことは限りなく創造性に開かれている。
裏で糸を…
正直よく分からなかった。
でもシャルルの考えることは痛いほど分かった気がして、それを言葉や行動にするかしないかでこんなに人生変わってしまうのかと思ったし、誰しも心の中にたぶん悪魔がいるんじゃないかな…
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