ワイズマンの初期作みたいな、ごろっとしているようで、演出の作為からくる悪意を物凄く感じた。曇り空と退屈なクラスのリーダーとスーパーマーケットと殺人鬼。ハネケだしガスヴァンサント。
「これは私には現…
オープニングのドライブシーンで、風景が何となく流れていくのと同時に、ラジオから音が入ってくる。その音は時折り像を成して宗教的な意味合いを持ちながら現れたり、またぐずぐずになっていく。そんな像を結ぶか…
>>続きを読む美しい。こういう新鮮な映画をたくさん観たい。
暖かげな郊外。木の緑とコンクリートの白。寒々とした田舎町。白い雪、白い空、枯れ果てた草木。どこででも殺人は起こる。
基本長回しなのはそうなんだけど、編集…
友人にすすめられて鑑賞。
言われた通り「略称・連続射殺魔」の洋画版だった。2つの違いとしては犯人役の人物が出てくる点だと思うのだけれど、この犯人役の2名を見ていると演技とは何かと考えざるを得ない。
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尋問聴取のリアリティがあり、罪を犯してしまった人へ節々で共感と分かりあえなさを体験できる
犯行が行われた場所を映す構成との掛け方で問われる
見続けなくてはいけない長さが絶妙で、自主映画はこの間を…
↓のレビューは。以前のアカウントにて、記憶を掘り起こして書き込んだレビューを、少し改定したレビューになります。
その為に(ある意味で)当時(まんまと)騙されてしまっていた悔しさを、晴らす為の言い訳レ…
エド・ゲイン(役)の語りの後に鹿の解体を繋げられては否が応でも人体の解体もこの様に為されたのだなと連想せざるを得ない。凄惨な事件記憶と土地の風景とを連動させる事によりその光景を自殺に追い込もうと言う…
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