コメディちっくなのを予想してたら全然違った。同じく銀座が舞台の大映の『閉店時間』は、働く女の映画といえども結婚相手探しみたいなノリがあったが、こちらはいわゆる本当のバリキャリ。
そんな働く女たちだが…
しっかり影のあるサスペンス感、陰鬱感のある演出はさすが。
女性の社会進出とか、今現在とほとんど変わらないような社会情勢に危機感さえ覚える。女性だから。男性だから。こういった偏見のようなこじつけは良く…
至る所の映画館で上演されているイメージのある本作品。初めて見ました。
この時代に、女性の社会進出をテーマに映画が作られている事に驚きです。
それと同時に、この作品60年前の作品にも関わらず、現代でも…
登場人物が、どこの会社にもいるような、リアリティのある連中。いい加減で裏表があり、平気で利用し、裏切る。そんな競争社会を乗り切る司葉子の颯爽とした存在感。憎まれキャラでは山崎努が強烈。鈴木英夫の最高…
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