突撃の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『突撃』に投稿された感想・評価

ニヒリスティックでアイロニーなキューブリック像は作られたもんで、キューブリックの本質は、このラストシーンみたいなもんだと思ってる。
一颯
3.5

印象的なシーンは、俺たちは明日死ぬのに虫は生きてるだろうな。組織のエゴと権力主義によって人間がどれほど無意味に犠牲になるか、不条理さを皮肉たっぷりに上手く描いていて良かったです。残念なのは感動的な最…

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黒旗
3.8

隙なく無駄なく。ミリタリー調BGMが表す軍隊然の雰囲気で作られているが、人間ドラマとしての要素が強い。ダグラスさんの嫌な上官、そのまた上の将軍役の演技も巧い。フランス人役の英語劇はけっこう多いがなに…

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原題は「Paths of Glory」、
直訳すると「栄光の道」、
比喩的に「栄光や名声を得るための道」や
「悲劇的な英雄譚の行く末」といった意味で使用

このタイトルは戦争における「栄光」がいかに…

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3.9
後味が悪くて引きずってしまうなー
だからこそ後世に残る映画なんだろうけど。少しも古臭くない。色々考えさせられる

U-NEXTで。スタンリー・キューブリックの1957年作。初めて見たけど素晴らしい。一次大戦時の仏軍。官僚的クソ軍隊組織。無謀な突撃命令。突撃しなかった兵を見せしめで処刑すると言い出す将軍。苦悩する…

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まだキューブリックらしさはあまり感じなかったけど、短い時間で中身の詰まった素晴らしい反戦映画でした

キューブリックの作品のなかでは、あんまり印象に残っていない作品。そこまで映画をたくさん観ない僕のような人間にとっては、この作品と、それまでの、アメリカやヨーロッパのごまんとある、モノクロ時代の戦争映…

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よ
-
大胆な構成。画面のリッチさに反して後半の軍事裁判がかなり面白い。
4.5

『突撃』(U-NEXT)

久しぶりに見直したキューブリック初期作。
きな臭い今の時代に観ると、より沁みました。

世に蔓延る極右の好戦派。
彼らは軍隊を「官僚機構のように合理的に機能するもの」と想…

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