溝口の特徴である長回しと流動的なカメラワークが、本作でも効果的に用いられている。人物の動きに合わせてカメラが横方向に移動し、あるいはクレーンによって視点を変えることで、ひとつのショットのなかに複数の…
>>続きを読む森鴎外原作の《山椒大夫》は未読のままだが、童話の《安寿と厨子王》は多くの人が見聞きしてるように何度か目にしている。
陸奥国の判官の父親が無実の罪で流罪となる。厨子王と安寿の兄妹を連れ母は旅に出る。し…
溝口健二の時代劇をいくつか見る中で、時代劇って構造を描くのに向いてることがわかった。
あと物語にはもう飽きてると思っていたら、まだ思わぬ面白さを見せてくれた。脚本はいずれもコテコテの古典なはずなのに…
“歴史は勝者によって書かれる”と
申しますが、勝者とは言わないまでも、
我々が知ってる歴史なんて所詮は
国のずっと上の方、それこそ国や
歴史を動かす人物たちの動きだけで、
そのずっと下にこういった庶…
モノクロなのに美しい映画だった!
長回しが多いのは溝口監督の特徴なのかな?
安寿が入水自殺するシーンは悲しかったけど、直前に微笑んでたのは本人なりに厨子王の未来に期待してのことなのかなーと思ったら…
モノクロ、スタンダードサイズ。
溝口健二の代表作の一つとして名高い作品。森鴎外の小説の映画化。
平安時代末期の貴種流離譚。
屋外シーンはロケ撮影、オープンセット撮影、スタジオ内セット撮影の繋ぎ合わせ…
前日に見た『黒の牛』による施術の影響か、めっちゃ味がした。あの映画、月一回くらいの頻度で見たほうがよいかもしれない。
最後に身を助けるのは実物資産。冗談はさておき、安寿が厨子王に逃げるように働きか…
哀愁漂うモノクロのフィルムによって映し出される、メランコリックな世界観が非常に心地よさを感じさせた。
妹の入水シーンはその切なさ、とりわけ広がる波紋と泡は命、そして「望み」の儚さを感じさせた。そし…