山椒大夫の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「山椒大夫」に投稿された感想・評価

アサギ

アサギの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

すすきの野のシーンや入水のシーンが特にうつくしかった。揺れるすすきと広がる水面。
拐われる晩に寝所を作るために枝を折るシーンと成長した二人のシーンとの対比は感動した。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

5.0
「山椒大夫」
54年日本映画は極上な作品のオンパレードだ。本作はヴェネツィアに七人の侍と出品され2作とも銀獅子を受賞した傑作で溝口に関してはヴェネ3年連続受賞と言う快挙を成し遂げた。物語は人買いに攫われ売られる兄妹の話だ。CG時代に突入した今の日本映画でこの様な映画が誕生する事はない。正に傑作だ。
上旬

上旬の感想・評価

4.0
可哀想すぎて観ていられなかった。入水のシーンは悲しいし美しいしよく分からないまま涙が流れた。
タイトルが「山椒大夫」なのもセンスがいい。
最後のシーンの長回しがすごかった。
おげん

おげんの感想・評価

4.4
ヴィクトル・エリセが多大な影響を受けたという本作をやっと観れた!なんてひどい話なんだ…残酷で不条理な世の中で、尊厳を捨てずにどうやって生きて行けばいいのか…圧倒的な映像の美しさも相まって涙してしまう。
美しい

入水のシーンは本当に美しさしかない

水面に映る安寿が観音様にみえたのだよ
No.282
初めて見た邦画。香川京子の入水自殺シーンは映画史に残る名シーン。

このレビューはネタバレを含みます

冒頭で人さらいの話がちらっと出て、子がさらわれるかと思えば呑気な音楽が流れ、親切そうな人が出て来て安心した直後にすぐ絶望させられる。話の運び方が上手。

このレビューはネタバレを含みます

観音効果で奴隷解放!

個人的に一番見易い溝口作品かと思われますね。
予想が付く内容なので意外性はありませんが、有名な原作ですし。

映像もいつも通り完璧。
入水シーンの波紋は、脳裏に焼きごてで焼き付けられたように印象的。

ただ、個人的には女の情念が足りないかな?
初見は高校生。

森鴎外の小説を溝口健二が映画化し、第15回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。

母と生き別れ、奴隷として過酷な労働を強いられる姉弟が母を捜すべく脱走する。最後の母と息子の再会シーンは長回しで撮っているが、こう撮ると濃密な4分間になるのかと、世界の映画人に示した瞬間だと思う。

カメラマンの宮川一夫氏は黒澤明や小津安二郎など世界的な巨匠ほぼ全員と仕事をしている。サイレント時代から巨匠を輩出した国は、アメリカとフランスと日本ぐらい。欧州も絶賛した、この傑作における宮川氏の貢献度は大きい。
ハマオ

ハマオの感想・評価

4.3
DVDで鑑賞したがDVD画質の中で作中に美しさを感じられるロングショットが随所に挟められており、もし劇場の画質や4Kデジタルリマスターの画質ならどうなっていたのだろうと思った。

ストーリーは森鴎外の原作を忠実に描いた事の弊害もあるのだろうが編集が少したるくてやや長い気がした。しかし、杏樹や厨子王たちの貴人から奴婢への転落、中盤の美しい入水シーン、ラストの再会シーンに感情移入できるのであれば問題が無いとは思う。
個人的に溝口の最高傑作と言われる雨月物語と比較すると編集の面白さなどでは雨月物語に軍配が上がるが、
美しさ一択では山椒大夫が上がる。それぐらい本作に美しさや華やかさを感じるショットが多い。