アイダ・ルピノ監督による、フィルム・ノワールの形を借りながらも人間の弱さと愛の矛盾を静かに描いた心理劇。
50年代アメリカの理想的な家族像と裏腹に存在するもう一方の孤独で暗い一面を映し出す。
主人公…
優柔不断な男が悪意なく二重結婚招いてしまい、窮地に追い込まれる展開で、優しさ故とはいえ流石にそれはどうなのと言いたくなる。まあ双方の妻共に納得はしないだろうなぁ。J・フォンテインがビリングトップだが…
>>続きを読む山田詠美の言う「たとえそこに真実が含まれていたとしてもそうできなかった男」を描くことがアイダルピノの仕事だった事実をうれしく思っている。そして、その重要な一文の主語は映画においても普通名詞であっては…
>>続きを読むルピノ監督作。戸籍制度の網目をすり抜ける穴。埋まらない孤独をリスキーな恋愛のドーパミンで補おうとする人たち。救いに見えるものが実は人をいちばん簡単に狂わせる、その典型。
柔らかな回想の語り口に包まれ…
自ら主演と監督した才女ルピノ。子供の出来ないハリー夫妻は妻の希望で養子縁組の相談を仲介人通して進めるが、夫には出張先のロスに隠し妻と子供がいる二重結婚者の秘密があった。仲介人の身元調査で露見しハリー…
>>続きを読む本作でのアイダ・ルピノの演出はとても素晴らしく、俳優陣の演技やカメラワークも相まって良質な作品になっている。
ルピノの鋭い洞察力はこの映画にシャルダンの絵画のような繊細な情調をもたらし、静かな感動を…