まだ色気にも満たない、初々しいパイパー・ローリー。
マジカル金持ちによって沸き立つ母親と、恋人との離別を余儀なくされて悲劇と捉える娘。次男もカードで借金を作り、金持ちであることの軽薄さを反面教師的に…
素敵なお話だった。クリスマス映画になるのかな。お金にまつわる欲の話なのに、ダグラス・サークがつくると、夢と現実をきっかり分ける。『素晴らしき哉、人生』に似ているけど、より現実的。歌がふんだんに使われ…
>>続きを読む後景に見えるエキストラの一人一人に至るまで人物の導線や空間の構築力が非常に卓越しているが、そうしたコントロールされた空間に対置される形で、踊りによって人間の動作の微妙な美しさや自由な躍動感を捉えてお…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
これはお金にまつわる物語です
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📍あらすじ
禁酒法時代のアメリカ。石油や黄金で財を成した富豪のサミュエル・フルトンは昔…
超絶大傑作。かつて祖母にフラれた億万長者がその家族に遺産を与えるため下宿人に扮して接近し、人間性を伺いながらも娘の恋をアテンドしていく。
カートゥーン並に表情豊かなチャールズ・コバーンと葉巻、音割れ…
コメディの中にメッセージというか主題はブレずにあり、成金ブルジョワに対するシニカルで痛烈な視座は一貫しているが、それでいて説教くささは皆無でそのバランス感覚が凄い。
ポップでテンポ感抜群。筋書きは決…
だいぶ面白い。コメディとしての強度の高さに満足させられるし、「金持ちなら〇〇」とブランドという記号を消費する貧しく愚かな人間に対する皮肉の視線が鋭い。
人々の活気に満ちた様を描く際のフレーム内での運…