クロスファイアー・ハリケーンの作品情報・感想・評価

クロスファイアー・ハリケーン2012年製作の映画)

CROSSFIRE HURRICANE

上映日:2012年11月17日

製作国:

上映時間:120分

3.8

「クロスファイアー・ハリケーン」に投稿された感想・評価

りー

りーの感想・評価

3.8
ブライアン・ジョーンズのカリスマ性が好きなので60年代のライブ映像シーン、彼に焦点をあてたところもあって嬉しい。悲しい末路ですけど、ブライアンらしいといえばそれもそう。
音楽的に好きなのはミック・テイラー期なのですが、それにしてもバンドがこんなに続くってすごいなぁ。映像自体は80年代までの功績で終わってますけど、ロン・ウッドの懐の大きさって偉大ですね。
結成60周年おめでたいです。2022年も色々なリリースあるといいな。
KKMX

KKMXの感想・評価

3.7
 結成50周年記念として制作されたストーンズのドキュメンタリー。ということは、ちょうどキースが自伝でミックのチ○ポが小さいとバラし、解散危機に陥っていた時期ですな(その後キースはミックに公式に謝罪。キースが公式に謝罪することは珍しいとのこと…アホか!)。

 ストーンズのガーエーは結構あります。ゴダールが撮った『ワン・プラス・ワン』とか、オルタモントのフリーライブで観客がヘルズエンジェルズに刺されて死んだ事件を扱った『ギミ・シェルター』とか、スコセッシが撮ったライブガーエー『シャイン・ア・ライト』とか。とはいえ、歴史を総括したドキュメンタリーはなかったみたいですね。本作は初のドキュメンタリー映画らしいです。
 とはいえ、俺はストーンズの5本組のドキュメンタリーDVDを鑑賞済みなので、新しい発見等は乏しく、まぁまぁでした。バンド内部の話よりも、ストーンズの社会的影響を描いていて、それは新鮮でした。

 ストーンズは割と普通の連中でしたが、マネージャーのアンドリュー・オールダムがビートルズに対抗するためにバッドボーイのイメージをつけて売り出しました。で、ストーンズの連中はビル以外真面目なので、ミックもキースも忠実にそのイメージを体現していたようです。そして、60年代は本当にそのイメージで受け止められていたようです。アメリカでは女子からキャーキャー言われていましたが、60年代後半のイギリスでは野郎どもが暴動を起こすためにライブに足を運んでいたようです。なので、当局にも目をつけられるのも無理はない。
 その後、特にキースは万能感に取り憑かれてどっぷりとドラッグにハマっていきますが、ヒールの仮面に取り込まれてしまった印象を受けました。ミックは複雑でズル賢い男ですが、キースはストレートなロックンローラーなので、不器用なところがあったのでしょうね。
 中途採用のテイラーの脱退理由が「ヘロインにこれ以上ハマりたくなかった」というのはリアル。ミックもキースもテイラーの脱退に頭を捻っていましたが、ドラッグやめたければ抜けるしかなかったのかもしれません。その後ロニーが加入しますが、ホントにロニーはバンド継続には欠かせない緩衝材にしてムードメーカーなんだな、と思い知りました。長く続いている理由のひとつに、間違いなくロニーの存在はありますね。

 60年代のエピソードが多いため、ブライアンにも焦点が当たってましたが、あくまでもブライアンのドラッグ癖が酷くて自業自得で死んでったみたいな語られ方で、『歴史は勝者によって作られる』という言葉を連想しました。当初リーダーとしてバンド主導権を握っていたブライアンに対して、アンドリューがミックとキースをけしかけ対立させて、その後はミックとキースに曲を書かせてブライアンを孤立させていったエピソードは語られじまい。もちろん、モロッコ旅行の途中でキースがブライアンの彼女を寝取ったことも無視です。ちぇっ、つまらねぇ。
 ブライアンが犬死にしたニュースを聞いて、キースが「ついにか」と言ったのは最高!キースはブライアンの葬式に出なかったのですが、「俺は葬式に出る文化がない」とのこと。シビれる。本編では語られてないですが、ブライアンに「まぁ、長く生きられないヤツもいるってことサ」と語った非情さは最高です。とはいえ「今死ななくてもよかったのにな」と僅かに慈悲を見せていたのはらしくないと思いました。
 俺は、ブライアンはロックスターとしてカッコいいと思ってまして、ブライアンのライブシーンが多かったのは満足です。I Just Want to Make Love to Youでブライアンがギターを弾かずにハープを吹きまくり、ラストはミックに被せるようにシャウトする姿はめちゃくちゃカッコいい!


 さて、ロック界きってのとんだ一杯食わせ者であるビル・ワイマンもいろいろとエラソーに語ってましたな。ストーンズではキースのギターに合わせてチャーリーがドラムを叩くので、少しドラムが遅れるため、その間をつなぐように少し前ノリでベースを弾いているとか。理論的にそうかもしれねーけどよく言うな!オメー、スタジオでロクに弾いてねーじゃねーか!ストーンズの曲でカッコいいベースはたいがいキースかテイラーだよ!ライブだって女漁りしか考えてないんだろ!
(ストーンズにおいてキースがリズムの要なのは間違いない。村八分もフジオのギターに合わせていたらしいので、ストーンズフリークのバンドはリズムギターが一番偉い?)
 本作では当然無視されているビルの女好きエピソード。ベースを高く構えているのは逆光を防いで客席をしっかりとチェックできるようにするため。何故って?ライブ後にセクロスをキメるナオンを物色するため(出典:5枚組のドキュメンタリーDVD)。これくらいのことはちゃんと本作で語るべきでしたな。
 ちなみに初期ライブでファンがステージに流れ込む映像もありました。キース、ブライアン、ミックはナオンに揉みくちゃにされてまして、チャーリー先生も絡まれてました。しかし!ビルの野郎には誰も行かない!ざまー!ビルざまー!


 と言うワケで、コアなファンは観なくてもよいドキュメンタリーだと思います。絶対に5枚組ドキュメンタリーの方が面白い。かといって初心者向けなのかもナゾ。でも、ストーンズものなので楽しめました。ストーンズであればなんでも楽しいのです!
ストーンズの50周年を振り返る好ドキュメンタリー。ライブシーンはぶつ切りながら迫力があり、60〜80年代の変化を楽しむことができる。故チャーリー・ワッツの発言、やりとりを確認するために再び鑑賞したが、新たな発見も多かった。ミックもキースもなんだかんだで仕事好き。今後は本来のバンド・スタイルは失われるだろうが、ロニー、ダリル・ジョーンズと新たな仲間を加え、転がり続けてほしい。
YOU

YOUの感想・評価

3.7
ブレット・モーゲンが監督を務めた、2012年公開のドキュメンタリー作品。
ローリング・ストーンズ結成50周年を記念して制作された本作は、現メンバー4人と過去に在籍していたビル・ワイマン、ミック・テイラーの計6人に監督自身がそれぞれ個別にインタビューした音声が収録された作品で、ストーンズが歩んだ激動の時代を膨大な映像資料と共に網羅することが出来ます。デビュー以降しばらくはビートルズに対する悪役を演じさせられてきたストーンズでしたが、その当時からストーンズファンの熱狂ぶりは凄まじい!「客席に洪水が起こっており、よく見ると失禁したファン達の小便だった」という証言まであるくらいで、一世を風靡したストーンズ初期のアイドル的人気とその異常な勢いを再確認することが出来ます。そして本作で最も尺を費やされているのはやはりブライアン・ジョーンズの他界と彼の晩年の様子です。インタビューからも彼に対するリスペクトを感じますし、こうしてバンドの歴史と共に振り返る事で彼の残した功績やカリスマ性も更に身に染みて感じ取れます。その後も「オルタモントの悲劇」や、税金問題により故郷イギリスを去るなどの暗い出来事が続きますが、その移住先である南フランスで録音されたのがあの大名盤『メイン・ストリートのならず者』で、ここからストーンズがまた舵を取り戻します。そしてツアーを経た後に新たに加入したのがロン・ウッド!陽気な人柄も相まってバンドに新たな息吹をもたらした彼は、ストーンズの歴史においても超重要人物だという事を実感しました。これを観ればロン・ウッドが更に好きになる!

この後キースは積み重なってきたドラッグ問題にも遂にケジメをつけ、1981年には史上最大規模のアメリカツアーを開催します。つまり本作のラストが『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』に繋がるという事で、本作を観てからだとあのライブがストーンズにとっての一大快挙だったという事がよく分かります。作品自体もテンポ良く進みますし、ストーンズの半生を追う事がバンドやメンバーの紹介としても機能している為、マニアだけでなくライトなファンでも満足出来る内容だと思います。めちゃくちゃ面白かったです!








































































































あえて言えば、ミック・テイラーのストーリーに関してももっと掘り下げて欲しかったです。確かに在籍時期は長くありませんが、それにしても短過ぎると感じました。脱退に関して彼は「家族をドラッグから守る為に自ら身を引いた」と答えていますし、これはこれで描き甲斐があると思うんだけどなぁ。インタビューも短かかったし、あまり話したくなかったのかなぁ。
saccharin

saccharinの感想・評価

4.0
結構雑なドキュメンタリー。ファン向け。
人気絶頂になる81年まで。
反社会的な存在が社会を代表する存在になるまで。
ストーンズってこんなにビートルズ並みに人気あったんですね。
勿論知ってましたけど、ちょっと熱狂的過ぎる。
客が暴れすぎて、デビューから3年くらいはまともにライブが終了したことは無かったみたいです。

ビル・ワイマン「キースがギターでリズムを作ってチャーリーがそれを聞いてちょっと遅れて叩く。自分はその間にベースで入る。そのちょっとのズレが危うい緊張感を作る」
これは目から鱗!
長年の謎だったストーンズのリズムについて解けました。

ミックとキースのTELL MEの作曲風景。
ブライアンのlove in veinのスライド・ギターの演奏がハイライト。

長生きしてください。
Yuya

Yuyaの感想・評価

4.1
生ける伝説…違うなぁ
世界最高のロックンロール…嘘くさっ

きれいに死ねなくて 美しく終われなくて
ただただ 鳴らし続けた音が 歌い続けた声が
転がり続けているだけの奇跡の軌跡
それしかできなかった彼らにしかできなかった
そんな唯一無二のバンドの姿に 圧倒される120分
それは あのステージの熱狂ともちょっと違う
冷静に興奮できる 貴重な時間
ストーンズ展の あの神秘と親密に包まれた至福

もうこっちは準備万端なんだよ
前回から5年…今度は7年も待たせないでおくれよ
「逆境かな」彼らがまだ生きてるのが不思議。ミック・ジャガーは一種メソッド俳優だったし、キース・リチャーズはヤク中だった。だからこそ染みる先人達からの記録と理屈じゃないメッセージ、タイトルに偽りなし。とりわけ初期の彼らが非常に意識的にビートルズと相反するロックンロール・ポップスターの《悪役》を引き受けていたことが分かる。過去・当時の貴重な映像と彼らの楽曲を大量に使った上でブライアン・ジョーンズが亡くなった後二日後のハイドパーク(50万人)も、フリーコンサート(30万人)でのヘルズエンジェルズも、暗い過去・悲劇から目を背けずにストーンズに肉薄して描き切っている。勿論それらは長きに渡るキャリアのほんの主だった出来事なのかもしれないが映画何本分できることか、それだけのものを経験して背負ってきている。観客もまたファン達の熱狂にシンパシーしていくだろう、だから憐れまなくていい。ブライアン・ジョーンズからミック・テイラー、そしてロニー・ウッドへギタリストが変わっていくにつれバンド自体も時代と共に変わっていった。いや、あるいは時代の先を行っては前例を切り開いてきた。そして誰しもが真似しようとしたり影響を公言したりするけど誰もまだ同じようにはいっていない。技術発展と共にあらゆることがし尽くされ世界が狭くなった今の時代にはこの喧騒はもう無理なのかもしれない。

「興奮で漏らしたのさ」「殺人でも犯さない限りファンが助けてくれる」「悪夢のようだった」キース演奏をやめろ、みんなを落ち着かせる「まさに無法地帯だ」 LET IT BLEED 「状況を変えるために決心するときがきたんだ」「逆境かな。転落するとしても俺たちのやり方がある」「キースが捕まればストーンズは終わりだ」近い内に死にそうな有名人一位「バンドを辞めないと死ぬと思ったんだ」「溶け込むのは簡単だった」「危険じゃないバンドに変わりつつあった」ヘロイン、有罪なら終身刑の可能性もあります「キースは悪役に染まりすぎた」カナダ「クスリの実験はこれで終わりだと。...クスリより大事だったのがバンドたった」「みんなに嫌われるバンドから愛されるバンドに」「猫に9つ命があるなから俺たちにには20ある。しぶといもんだ」「ストーンズに喧嘩を売っても勝てないのさ」「だが若者も老いる」
TOMATOMETER89AUDIENCE84
ポイント
・ローリング・ストーンズという伝説の追体験

まあ、当然ローリング・ストーンズという伝説のバンドのドキュメンタリーに価値がないわけはないんだけど、正直映画としての付加価値があるかと言われれば微妙と言わざるを得ない。

より、エンターテイメントとしてフォーカスしたShine a Lightの方が上だと思った。
Netflixにて。
まあ、ストーンズは昔か好きだから大体の事は知ってたんだけど、映像で観ると生々しいな。
オルタモントの不穏な雰囲気とかマジヤバイ。
kanji

kanjiの感想・評価

-
イギリスのバンド、ローリングストーンズのドキュメンタリー映画。
Netflixにあったので鑑賞。

ストーンズの説明は要らないですね。
ミック、キースの逮捕、ブライアンの死、追悼ハイドパーク、オルタモントの悲劇、アメリカツアーなどストーンズを代表する出来事が当時の映像で分かりやすく作られています。

確かにキースが今も生きてる事、当時の人たちからしたら信じられないですね〜

今はあまり聴きませんが、ロックにはまったきっかけがストーンズなんでアルバムは勿論全部持ってますし、彼らの出来事は殆ど知ってましたが、こうやって当時の映像を観てるといかに彼らが良くも悪くもぶっ飛んでるバンドっているのが分かります。本物のワルです。バンドに悪いイメージが今でも少しあるのは彼らの影響です笑
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