ペドゥナが無垢で純粋で美しい。
周囲の人々とのやりとりは微笑ましい一面、人間や物事の決して”美しい”だけではない、多面的な部分まで描かれている。それでも心を持ってよかったと思うノゾミの、彼を思う純…
私達は自分自身がなぜこの世に存在して心を持っているかを知ることはできない。
私達は世界を知れば知るほど、自分が何かの役に立たなければならないという焦燥に煽られる時もある。自分が社会の代用品であって、…
是枝裕和監督を迎えたトークショーにて
質問に対して、「空気が抜けていくところに興奮のようなものを覚えた純一と、(好きな人に)空気を入れられることに悦びを感じたのぞみ、その感情の差異を描きたかったのか…
他の是枝監督には無い攻撃的な作品だった。観る人を壊そうとするような作品。見ていて苦しかった。日本を舞台にして描くのは難しい物語だと思った。韓国を舞台にしていたらもう少し自分の中でこの作品を消化できた…
>>続きを読む監督登壇/新文芸坐フィルム上映
空虚な人間と空気人形を重ねて観てしまい、慰められてるような気持ちになる。ぺ・ドゥナには本当に魅入ってしまった、、不思議なお伽話のような映画でした。
是枝監督ご自身は…
池袋新文芸坐にて、トークショー付き上映を観てきました。
『怪物』『万引き家族』などで知られる是枝裕和監督の2009年の作品。『自虐の詩』業田良家のマンガを原作に、心を持った空気人形=ダッチワイフを…
私達は「心」を持っているから、誰かにとって特別な存在でありたい気持ちと、自分の代わりなんていくらでもいる劣等感の狭間でずっと苦しみ続けるんだろう。それは確かに面倒くさいし切ないこと。
じゃあ心なんか…
(C)2009 業田良家,小学館,『空気人形』製作委員会