かつては大名が宿泊した名家であった一柳家。
当主・賢蔵のもとに年の離れた花嫁、克子が輿入れした。
婚礼が終わった夜、闇を引き裂く琴の音色とともに、賢蔵と克子の無残な死体が発見される。
70年代…
このレビューはネタバレを含みます
角川映画のシリーズに入る前の横溝正史原作の映画化作品。「金田一耕助シリーズ」の第1作
旧本陣の末裔一柳家の屋敷で密室殺人が起こる。一柳家の長男。当主であり将来を嘱望されている学者一柳賢蔵(田村高廣…
現代的(と言っても70年代)でめちゃポップでおしゃれな金田一耕助。好きです。
衣装が全体的に好きです。
不思議でがさつな金田一ではなかったけれど、優しさや、推理力、人柄のよさは残しつつ、中尾彬版金田…
金田一シリーズの先駆けとなった本作。
唯一相関図がわかりやすい
ミステリーとして映画にするにはスケールが小さい事件だから仕掛けの面白さや、殺人の動機含め盛り上がりには欠けるけど、日本の情緒的雰囲気を…
私は岡山や信州を舞台にした横溝正史の金田一耕助シリーズの魅力は「おどろおどろしい」ではなく、田園風景の詩情にこそあると思っています。(注1)
この「本陣殺人事件」は完璧な原作密着ミステリ映画であると…
金田一耕助=石坂浩二または古谷一行を連想するが、中尾彬が演じる作品(おそらく唯一)は初めて鑑賞する。
意外にも短髪でカジュアルな名探偵はあまり馴染みがない。原作では、架空の名探偵金田一耕助のデビュ…