円満な夫婦を結びつけているものは、ある残酷な罪だった。
宣材を読む限り、レイプ犯とその被害者が一緒に生活しているなんて理解できない。
けれど、その理解へと持ってく描写を、この映画ははしょっていない。…
観ちゃった。まずはモスクワ映画祭審査員特別賞おめでとうございます。主演の真木よう子さんが撮影時の辛さを語っておられるのをいくつか拝見しましたが。うん、これは!どんな順番で撮影したんだろか!壮絶ながら…
>>続きを読む見終わったら感覚が繊細になった感じ。ひとつひとつの自分の動作がどうしてどうやって動いているんだろうって自分の身体なのに思う現実味の無さ。原作は『悪人』の吉田修一。原作はどんなストーリー展開か知らない…
>>続きを読む緑が眩しい映画だ。それでいて、重い過去を抱えた2人が住む部屋には家具が少なく、あまりにも殺風景だ。後半で明白になる2人の過去から、「そんなことあり得ない」と思った。しかし次第に、「そういうこともある…
>>続きを読む【2013/6/26:新宿武蔵野館】吉田修一が書く本のラストにはいつも「はっきり見えないけど、なんか“希望”めいたもの」が薄く宿っていて、その余韻は堪らなく好い。今回の映画化でそれをどう伝えてくるの…
>>続きを読む真木よう子の肢体を期待しすぎると肩すかしを食います。最初だけ。あとは彼女のひたすら気だるい色気を堪能できるのみです。真木さんは10年後も楽しみ。雑なミステリでもあるが、丁寧な演出、誠実な問いかけ。見…
>>続きを読む「さよなら渓谷」製作委員会