自らが書いた新聞記事のせいで冤罪に追い込まれた殺人罪容疑者への罪悪感が反転したかのように、今度は書いた張本人の新聞記者が同じシチュエーションで冤罪に巻き込まれ追い込まれてゆく過程が心理描写も含めて巧…
>>続きを読む「マルタの鷹」以前の、最初のフィルムノワールとも言われることがある、非常に小ぢんまりとした映画。
主人公の婚約者があまりにナイーブ過ぎる最序盤から、走り出しは若干かったるいが長い悪夢や半分30年代…
「M」(1931)で有名な怪優ピーター・ローレ出演作。「マルタの鷹」(1941)に先んじた最初のフィルム・ノワールとも言われる一本。撮影は後にRKOリュートン・ホラーを牽引するニコラス・ムスラカ。
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サスペンス映画というので観てみたが、あまりゾクゾクしない映画だった。
出番は少ないものの、やはりピータ・ローレは不気味な男を演じたら流石の存在感!
この映画に出演している主演女優マーガレット・タリチ…
序盤の裁判所場面から皮肉かつエキセントリックな演出が噴出するのでワクワクしていたのだが、中盤の悪夢シークエンスはさらに強力!
監督は旧ソ連のラトビアからハリウッドへ渡った人物とあり、ドイツ人監督にも…
ピーター・ローレ初登場時の気持ち悪さや表現主義的なジョン・マクガイアの悪夢など見所は多いが、いかんせん尺が短すぎてサスペンスが機能していない。
マクガイアの悪夢で陪審員たちが全員伏せているシーンの無…
黒の多い画面、モノローグ、回想、主人公の失神といった、フィルム・ノワールというかハードボイルドのクリシェが一通り提示されている。失神中の幻覚場面をはさんで二つの事件が展開する変な展開が、尺の短さとテ…
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