このレビューはネタバレを含みます
死刑と言うテーマだけで勝負してほしかった
中盤までは凄く良かったが、1人目の方の命だけ明らかに軽いし2人目の死刑執行がピークで3人目の執行が始まるあたりから評価がガラリと変わった。
2人目までは…
韓国の刑務所で刑務官を務める人たちが、死刑を執行するにあたり苦悩する姿を描く。
ところが、この刑務官たち、どうみてもレベルが低すぎて、こんな人居ないでしょ、と思ってしまう。
だから、死刑制度を云々す…
ネタバレ
直接的死刑執行介添え人の苦悩重圧PTSD
韓国刑務所における物語。
コメディ調で始まりシリアス・バイオレンスに転調し、凶悪犯罪者が脱走大騒動を巻き起こすパターンかと思いきや、死刑執行直接…
死刑制度を扱う脚本だが「執行者もつらいよ」と、笑って済まされるレベルでない精神的外傷を通し、全体の是非を問うという変化球。
冒頭は「ヘビーな題材」+「キム・ギドクのペルソナと呼ばれたセクハラ俳優、チ…
重い…。
昔どこかで、死刑の執行は
誰が手を下したのか分からないように
複数人で絞首実行の為のボタンを押す…と読み、当時は、そこまで考えてあるのかと
感心した記憶がある。
今になってみれば、
そ…
死刑制度を実際に手を下す執行人視点で描いた作品
人を殺すのは罪なのに法の下での殺人は合法
矛盾を通じた葛藤を描くことで死刑制度について考えさせられる
自分なら仕事とはいえ執行人を務めて正気を保てる…
新任刑務官の成長と死刑執行人に選ばれる苦悩。
そもそも死刑制度をどう受け止めるか、の所で納得出来なければこの仕事は続けられないだろう。納得していてもまさか自分が執行人に任命されたらすんなり執行出来る…