ペトラ・フォン・カントの苦い涙に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』に投稿された感想・評価

アパルトマンの一室。フランスの古典主義の画家・ニコラ・プッサンの絵画「ミダス王とバッカス」が壁一面を埋め尽くす。そして、毛足の長いカーペットの上に置かれたベットはまるで大海原に浮かぶ筏のようで、登場…

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アノ
3.5
バキバキの撮影とセットには感心するが、これ舞台の方が面白そうだな。
3.5

ペトラの家の中というワンシチュエーション、間をタップリ使った喋り方、女性のみの登場人物。演劇っぽい演出だが、視線が合わない2人が画面に占めるときのバチバチにキマッた構図が絵画みたい。

マレーネの存…

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ライナー・ヴェルナー・初ビンダー。50年前にこの内容はさぞ斬新だったろうなと感じる。オゾンのリメイクというかアレンジ版はユーモアが追加されて見やすくなっていたことがよくわかった。
3.6
言葉で支配するペトラと、無言で従うマレーネ
ときどき差し込まれるマレーネのクローズアップ沈黙の中に、何かが渦巻いてそうな顔
あれがいちばん怖い
38
4.0
BGMのように鳴り続けるマレーネのタイプ音。画面に入り込む無機質なマネキン。かっこいい。見返りを求めずに他人を愛することは難しいとおもう。
4.0

愛と嫉妬と孤独を
客観的に見ていた女。

戯曲を映像化したという、アパートメントの一室で巻き起こる愛憎劇を、登場人物全員女性で描く本作は、無機質なタイピング音が鳴り響く空間で、甘い愛の囁きが聞こえた…

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このレビューはネタバレを含みます

牢のような部屋、解放される女と囚われたまま終に独りになる女

抛り投げられる物、精神的な解放の運動
u
3.5

このレビューはネタバレを含みます

マレーネ可哀想だったから、ペトラが同じ扱い受けていい気味だと思ってしまった。マレーネの心情をペトラが代弁するような作り面白かった

会話だけだから飽きさせないために画を拘ってる感じだった。見たことな…

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jun
4.0
記録

人間のエグみ!!!

画が気持ち良いぐらい全部バキバキにキマってる!!!

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