イルム・ヘルマンはファスビンダーに身体的暴力を受けていたらしいが、そう考えると本作のマルギット・カルステンセンの役はファスビンダーの自己投影という形になるのだろうか。かなり複雑な公私混同。「本作でマ…
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4つのシーンから構成されるが、すべてペトラ・フォン・カントの家が舞台となる。家の装飾品が凝っていて、絵画や人形に合わせた人物配置と構図の美しさについてはわざわざ言うまでもないだろう。シーンが変わるご…
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序盤からずっとマレーネがキーっぽいし、際立つ。なんとなくマレーネはペトラの元旦那が女装しているのかと予想していたけど、全然違ったっぽい。
結局全て一つの部屋のシーンで完結したし、マレーネは一度も言…
構図やショットの美しさが群を抜いている。誕生日の床に倒れこみ、それを眺める4人の画は特に好きだった。ストーリーラインははまれず。
目をつけた若者を社会的立場の高さや権力勾配を利用して援助すると言い近…
カラバッジオの絵みたいな画像にググッと見入る。撮影は後にスコセッシの『グッドフェローズ』やコッポラの『ドラキュラ』まで撮ってる人だった。数人の女優だけの女語りによる濃厚な女話。けど監督ファスビンダー…
>>続きを読む冗長に繰り広げられる身の上話(元夫のこと、娘のこと)
と
暇を潰すかのように優雅に動くカメラと、
的確な照明、、
やや活劇的な身振りや画面構成が見られるけど、演劇的(大きな身振り、若干説明過多な身…