このレビューはネタバレを含みます
『昼顔』鑑賞。ブニュエルの作品は『アンダルシアの犬』しか観たことがなかったが、あれは実験的手法を用いているが故に彼の代表作であり、この『昼顔』と比較するのは実にナンセンス。とは思いつつも、シュールな…
>>続きを読む『マジカルガール』に先立つマゾファムファタールの映画。
『昼顔』のドヌーヴは本当にエロくて美しく、男の欲望を全て受け入れてくれるよう。まぁ、こっちも破滅するんだけどね。
中国人がプレイの為に持って来…
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シュルレアリスト、ルイス・ブニュエルの描く淫夢。
妻は夢を見る。
フロイトによれば、夢は無意識下に抑圧された願望であり、延いては根源的な、つまり性愛における欲求の不満に繋がるものとされる。
夢と現…
ほとんど憶えてなかったけど、とても怖い映画だった。液体が溢れるイメージが何度か登場し(ときには液体が入った容器が割れる)、このイメージが夢と現実の境を侵犯していき、最終的にジャン・ソレルの流血と涙を…
>>続きを読む幼少期のトラウマから性に問題を抱える女の人が娼婦になって色々目覚めてしまうお話。三島由紀夫『音楽』とは雰囲気は違うけどこの構造はよくあるよなと。主役の女の人が目覚めていく辺りでトラウマを強調するわけ…
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セヴリーヌの淫猥な欲望と彼女の生真面目さ(幼少時代に聖体拝領を拒否する)ゆえの葛藤。「私も自分がよくわからないの」。トラウマを抱えた彼女が事件をきっかけに自由になれたのならば、誰も乗っていない馬車は…
>>続きを読む単純にめちゃくちゃ面白かった…って言いたいけど、それすら烏滸がましく思えるぐらい高尚な作品でした。一級の芸術作品に触れた時、感性がビンビンに研ぎ澄まされるあの感覚。シュルレアリスム万歳!
私の文章で…