女王陛下の戦士の作品情報・感想・評価

「女王陛下の戦士」に投稿された感想・評価

第二次世界大戦中、オランダの名門・ライデン大学学友達の壮絶な生き様を描く、戦争アクション。

B級映画みたいなジャケットですが、なかなか面白かった。

動画ニュースからのオープニング・クレジットが勇ましく、カッコいい🇳🇱

愛国心に燃える若きルトガー・ハウアーを堪能する作品でもあります✨

敵味方に分かれた友人との男同士のタンゴは、「暗殺の森」の美女ふたりを彷彿させるセクシーな名場面🕺🕺
(このイケメン友人の末路が、何ともトホホですが…💧)

また、ルトガー様に絡む女優さん…特に“軍服脱いだらスゴいんです”みたいに奔放な、スーザン・ペンハリゴン嬢がキャラ立ちすぎ😅

しかしまぁ~、あの変態拷問シーンには思わず目が点になったわ…さすがヴァーホーヴェン…😑

148分の全長バージョンでしたが、中弛みすることなく鑑賞出来ました👍️
一人旅

一人旅の感想・評価

4.0
ポール・ヴァーホーヴェン監督作。

第二次大戦時ドイツ支配下のオランダを舞台に、ライデン大学に通う大学生たちが辿るそれぞれの運命を描いた青春・戦争ドラマ。

ヴァーホーヴェンがオランダ時代に監督した作品。全長版は148分の大作で、日本でレンタルできるDVDは全長版のみ(200分越えのバージョンも存在するらしい)。ヴァーホーヴェンは同じく占領下のオランダを舞台にした大傑作『ブラックブック』を監督しているが、『ブラック~』では一人のユダヤ人女性の姿に焦点を当てた作品であるのに対し、本作は複数の大学生の視点から戦争を描いた群像劇風のスタイルを採っている。

戦争によってそれまでの日常が一変し、それぞれ別の道に進んでいくことを余儀なくされる大学生の姿を圧倒的スケールで描き出す。強国ドイツを前に為す術なく降伏するオランダ。女王はイギリスに亡命し、恐怖が国を支配する暗黒の時代が訪れる。オランダを代表する名優ルトガー・ハウアー扮する主人公エリックは、オランダ解放に向けて仲間と共にレジスタンス活動に没頭する。始めは対立関係にあった学生寮のリーダーであるヒュース(『4番目の男』のジェローン・クラッベ)とも、祖国解放という共通の目標に向かって奮闘する中で次第に友情を育んでいく。物語は祖国オランダのために戦うエリックとヒュースの男同士の友情を軸に展開していく。対して、同じ学生寮に所属していた別の友人は祖国解放のため尽力するのではなく、侵略者であるはずのナチス・ドイツに同調することでエリックらと対立することになる。戦争が友情を強固にする一方で、戦争が友情を引き裂いていく。

ヴァーホーヴェンらしい演出といえば、戦場の生々しく凄惨な描写にある。足が千切れて絶叫を上げる兵士。次の場面では、千切れた足の一部が道に転がる様子が映し出される。ドイツ軍の急襲により辺り一面は火の海となり、人が燃えていたり、空襲で出来たくぼみにいくつもの死体が横たわっていたりする。また、空襲で廃墟と化した軍施設を訪れたエリックとヒュースに対し、正気を失った軍人が同じ言葉を繰り返し呟く姿が印象に残る。

物語はシリアスだが、時おりコミカルな演出が取り入れられているのも特徴だ。怪我で苦悶する声が聞こえたかと思えば草むらで男女がセックスしているだけだったり、女の裸を利用して尾行者の目を逸らしたりする場面は緊迫した物語に相応しくない演出だが、そのギャップがまた魅力的だ。また、トイレで用を足している時に訪れる情けない悲劇は『パルプ・フィクション』の先駆け的演出のように思う。
ふかい

ふかいの感想・評価

4.0
暴力、セックス、スプラッター、排泄物(実際に出てくるので、、すみません)とバーホーベン節が全開。

オランダにおけるナチスのシンパとアンチが共存しているというごった煮的な時代背景がまずバーホーベンの主題ぽい(簡単に善悪で割り切れない)し、爆撃が起こっているすぐ近くで野外セックスをしている男女がいたり、むごたらしい拷問なんだけどそのフォルムが笑っちゃうみたいな、戦争映画にすらもジャンル映画的な"軽さ"を持ち込んでしまう手腕が光ってる。
「なんていう官僚主義だ!」とかのギャグも冴えてて良かったな。

ただこの内容を更にブラッシュアップした、より短い時間で(流石に本作の150分は長く感じた)「戦争は愚かだが、それに携わる一個人はおしなべて愚かなのか?」という本作にも通ずるテーマを打ち出した歴史的大傑作「ブラックブック」と比べると見劣りしてしまうのは確か。十分面白いけどね!

あとやっぱり露悪的描写で有名なバーホーベンが大いに誤解されてる部分だけど、女性を描く上での"搾取してる感"が本当に無くて素晴らしいな、毎度思うことだけど。
mh

mhの感想・評価

5.0
青春群像劇×戦争映画でどっちかというと前者のほうがウェイト占めてるという珍しいバランスの映画。
ライデン大学(オランダの名門)の入寮式からスタート。すごいいじめにあったかと思いきや、結果的にその先輩と仲良くなる。
ドイツからの留学生、ユダヤ人などさまざまな出自を持ったグループができあがってみんなで青春してると、世の中はWW2へ。
レジスタンスになるヤツ、ドイツで武装親衛隊になるヤツ、裏切るヤツ、死んでしまうヤツ、戦争がそれぞれの運命を大きく変えていく。
ミッドポイントでようやくナチス占領下オランダを脱出。イギリスに亡命しているオランダ女王の元で本格的にレジスタンス活動を開始する。
飲むし、セックスしてるし、若者らしいところを描いている。
ベッドの上の指をあてるくだり、トイレットペーパーにうんこで書いた嘆願書、ずるしてパイロットになるくだり、ちょっとした細部が独特で素晴らしい。
エロさもグロさもちょうど良かった。
武装親衛隊になってしまった学友とのダンスは必見。衆人環視の中スマートに踊りながら、舌戦交わすのくそかっこいいから。
個人的には、これが戦争映画の理想型。
本気のポールバーホーベンはまじすごいね!
「ブラックブック」とあわせて見たいけど、こちらはなにげに視聴難易度高いので、見られるチャンスは逃さないほうがいいです。
爆撃機はデ・ハビランド モスキートで、輸送機はダコタ(ダグラス DC-3)だよね? 答え合わせしようとググったけどわからんかった。
ルドガー”メガネ”ハウアーもかっこいい。
面白かった!
オランダ時代のバーホーベンの映画ですが、当時のオランダ史上最高額の製作費だったんですね。オランダでこんなすごかった監督なのに、作りづらくなってオランダから追い出されるなんて、可哀想ですね。

ジャンルとしてはブラックブックと似た感じで、ブラックブック同様に、頭からスープをぶっかけられてからの皿どつきという、痛さと汚さを足し合わせたシーンもありました。

スコセッシのカジノでの拷問シーンはおーとなったのですが、バーホーベンの拷問シーンはうぇーとなりました。お尻の穴にホースを結びつけて色々してました。

オールバックのルドガー・ハウアーがたまにクリストファー・ウォーケンに見えました。

途中にある爆発から必死で逃げるシーンは、1917のようですごく迫力がありました。
とし

としの感想・評価

4.7
『ブラックブック』にも言えることだけど善悪の彼岸に身を置いた描き方。 ドイツ軍はユダヤを迫害したり徹底して悪としているが、レジスタンスには良いやつも嫌なやつもいる。 ロビーの場合は仕方のない裏切り方だったとはいえレジスタンスにも裏切り者がいるし、ナチス側についたからといって仲間のアレックスと距離を置く者もいる。 アレックスと距離を置くガス、ヤン、ニコに対し彼はいい奴だよと言い切るエリックがかっこいい。 そんなエリックも旗から見ればレジスタンスの一人にしかすぎない。 エリックはなんとかオランダから英国に渡りスパイ活動をしてやがてドイツをオランダから徹底させ英雄となるわけだが、最初のエリックと英国軍人とのやり取りが印象的。 「仲間が一人殺されたんだ。」「戦争だから仕方がない。」 それが凄く悲観的に思えた。 オランダ女王がイギリスに渡り自分だけ安全圏にいることをさらっと皮肉ってみたりしているのもさすが。 描写に関してもいつも通り悪趣味。ミサイル打たれたあとに足が転がっていたり、肉片がドアにこびりついてたり、拘留所の糞尿まみれのバケツに手を突っ込んでネガを隠したり、肛門に水責め浣腸したり、アレックスが大便中に殺されたり、戦時中にも関わらず野外セックスに勤しんでいたり。この頃から既に変態だったのね。 個人的にイギリス人女性兵の脇毛が気になった。
ルトガー・ハウアー祭り 9本目
(ポール・ヴァーホーヴェン 3本目)

ポール・ヴァーホーヴェン、オランダ時代の初期作品。第二次世界大戦下のナチス占領下のオランダで、ちょうど大学生だった若者の群像劇。
戦争中だけど悲惨な感じは無くて、そしてやっぱりエロとグロが入ってくるのはポール・ヴァーホーヴェンならではなんだろうなぁ、いい加減ルトガー・ハウアーにウンコで何かさせるのはやめてくれ…と思いながら見てしまったw

婚約者のユダヤ人彼女を守る為にナチス側のスパイをする者もいれば、完全にナチス側にまわる者、またはレジスタンスとして英国のオランダ女王の元に行く者もいて、皆様々。
もともとオランダにはドイツから来た人も沢山居たみたいで、それでこんな風に入り乱れてるのか…とひとつ勉強にもなりました。

ルトガー・ハウアーはレジスタンスとして英国に渡った側だったんだけど、途中、オランダでのパーティーで、ナチス側に回った同級生とタンゴを踊るシーン(そして腹の探り合い)ここがとにかく印象的でした。

そしてやはり若いルトガー・ハウアーの美しい事といったらもう…。ため息しか出てこないなw
ポール・ヴァーホーヴェン、オランダ時代作品

149分の長編DVDをお借りしました!
カタパルさん、有難うございます♪

相変わらず戦争映画なのに何処かクスリと出来る演出と、突然のバイオレンス描写が楽しかった~

が、流石に長い!飽きるわ!!

英語鑑賞
英語字幕あり



1938年オランダ、ライデン大学。

まさかの丸眼鏡スキンヘッドで登場した、新入生エリック(ルドガー・ハウアー)。

あれこれあったが皆と仲良くなる。

しかしオランダはドイツに負けて占領され、女王はイギリスへ逃れることに。

エリックは、仲間と共にレジスタンスに加わり、イギリスへと向かうのだが………



イギリスに行って戻ってくるだけ。
って、FuryRoadか(* ̄∇ ̄)ノ

英語分からないせいもあるけど、1時間位削れる気がしたw
なんか色々と冗長。。。

が、エグい描写はありますよ♪

千切れた足首
殴るなら腎臓を!
お尻にホースの大量浣腸拷問!
ウンコ de 手紙
パンの恨みで便所爆破!!

なのに、テニスやビーチできゃっきゃしてたりもする、なんともちぐはぐな光景もありw

とりあえずルドガー・ハウアーが滅茶苦茶若くてイケメンでした☆
あの美しい瞳と長身とがっちり体型はたまらん~

日本版は116分とのこと。
うん、それくらいが丁度良いかも。

テーマ曲がチャック・ノリスの『デルタフォース』みたいで耳に残りましたww
青山

青山の感想・評価

3.4

ヴァーホーベン初期の戦争映画。

監督はスターシップトゥルーパーズやブラックブックなどの戦争映画も手がけていますが、本作はそれらのルーツのようにも思えます。
戦時下にあっても常に戦っているわけじゃないし生活は続いている。「戦争の悲惨さ!」というメッセージ性からは抜け落ちてしまう細部の描写のリアリティがすごい。でもエグいとこはちゃんとエグい。
そして、やっぱりやたらと挟まれるセックス。官能的ではない生々しさがかえってエロいっす。
そして、ストーリーは大学の新入生歓迎会で知り合った仲間たちや先輩がやがてそれぞれの道へと別れていく......という、普遍的な青春(& After青春)ドラマになっていて、同じくAfter青春を生きる人間としてはグッとくるものがあります。

ただ、近作のような圧倒的なエンタメ性はなく、ちょっと眠くなっちゃいました。
ヴァーホーベン映画!と意気込んで観たが、直接的なグロエロ描写はあまりなかった。
とはいえ、脳みそがお出になれているため同じ事を繰り返す司令官や足が吹き飛んだ兵士、クソで懇願書を書き、友達の女と寝る。汚いところはひたすら汚く描くヴァーホーベン節は所々に現れてにっこり。

戦争をユーモア溢れるノリで描き、醜さも描かれている
古くささを感じさせない
ブラックブックのテンポよさを考えるとちょっと長く感じたかも

ルトガーハウアー美しかった

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