原風景。
現代に生まれ、現代を生きて、都会に生まれ、都会を生きて、そんな自分も、どうしようもなく心を動かされる、なつかしさをおもう、そういう、概念としての原風景を見た。
とはいえ、自分は現代の子や都…
夏休み
仰げば尊しで始まり、赤とんぼで終わる
ティンティンの佇まいが、妹の"それ"
穏やかな日々に平然と訪れる犯罪や死
子供の目線で淡々と流れてゆく
電車で床にチキンの骨を捨てたり、水牛が出てきたり…
夏休みだ夏休みすぎる。楽しいことも、怖いことも、不思議なことも、大人たちが話すよく分からないことも…
自分が見たもの、聞いたことをありのままに綴るトントンから両親への手紙が淡々と読まれる。毎日いろい…
となりのトトロの元ネタかと思った。ただし、ファンタジー抜き。トトロ役は精神薄弱の娘、寒子。いつも傘☂️さしてるところや、メイちゃんにあたる冬冬トントンの妹、婷婷ティンティンを助けるところとかまでも。…
>>続きを読む児童映画なのにアートっぽい作風には驚いたが、思えばジブリの『となりのトトロ』や『火垂るの墓』もこういった日常風景画的な要素があったような。
日本での台湾ニューウェーブ、及びホウ・シャオシェンブーム…
母が入院している間、祖父の家で夏休みを過ごす冬冬とその妹を描く。
ひと夏の出会いと別れを描く。
毎年の夏の定番になりそうなぐらい好きな作品。
子供の視点で、母の病気への不安、慣れない土地での友人関…
©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan