もしこの映画が醸し出す「懐かしい」という感情に「あの頃に戻りたい」という要素が含まれているのだとしたら、僕はこの98分に懐かしさを感じなかったと言っていい。
大人の世界の(なかなか重たい)出来事とそ…
「演出をさがして」も読みながら。
侯孝賢の映画の中でも演出が見えやすいらしい。たしかにリアルに見せかけた畳み掛けられる出来事の連続はうますぎるし、冬冬の傍観者的な視点はヤンヤンにも似ていて、群像劇の…
ハードモード版・「ぼくのなつやすみ」。構図はバチバチにキマっているのだが、キマる対象の物語や背景余韻のようなものはあまり感じられない。映像が語る田舎の風景やだらしない人間関係、それ以上でもそれ以下で…
>>続きを読む同年代の友達と遊び、大人の色々を見て、結構濃い重い体験の夏休み。後々貴重な経験になるだろうけど。
そんな冬冬を観察する映画。
おじいさんが冬冬に語る「親の務めにも限界がある。一人立ちのために基礎…
ティンティンが鳥の亡骸をハンズに渡すところで一瞬だが日が強く差し込む。こういう偶然が一層彩りを添えている。おじいちゃんというほぼ他人の家で、線路に寝転がる、川で遊ぶなど子供たちがちゃんと危ないことを…
>>続きを読む一夏の凝縮というには余りにも辛い、子ども時代の無力感に溢れている。そしてその思い出も成長と共に薄れていくだろう。子ども達は社会のしがらみもなく自然と近くという事は生と死に対して大人よりも近く、それ故…
>>続きを読む©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan