東京のアパートで早稲田大学を目指す浪人生の焦燥と鬱屈が、
受験前日に爆発する。
石井監督アマチュア時代の8ミリ作品で、
受験や勉強など、
アマチュア時代からどうにもならない社会に対する怨念のよう…
このレビューはネタバレを含みます
鬱屈とした思いの描写に説得力があって良かった。鬱屈とした核が、ラスト1分半で拡散されたんだな。これも並の人には作品としてまとめることが出来ないものと思うし、やはり初期からこういうものを撮れてきた石井…
>>続きを読む孤独な浪人生の鬱屈とした日常。
ピンピンに張った糸が限界に達して切れるまでの過程が吐き気を誘うほどの生々しさ。
散々耐えてきたのに些細なきっかけで糸が切れて崩れていくってのがなんともやるせない。
…
現代ではオタクとひとくくりにされそうな男だけど、何か夢中になれるアニメやらがある訳じゃない時代の性の欲求と将来の不安を抱える。
ゲリラで撮ったのだろう街並みが、この頃なんとなくの日常の風景であっても…
【まとめシネマ】#896
【まとめ】
* 浪人生の孤独の闘いの日々
* 劣等感と性欲で孤独を埋める
* 孤独に耐えられなかった狂乱の結末
本作は、冴えない浪人生の主人公の孤独を描く。受験という重…
今年の初め頃に観て、本作がカップリングとして収められていた『高校大パニック』の方に間違えてレビューしていたものをヨッコラセと引っ越しさせました。
モノクロの渋い作品。
3浪中の浪人生の受験までの…
石井聰亙監督の貴重な短編
陰鬱とした空気、悶々とした日常に潜む狂気
観ていて苦しく、行き場のない静かな孤独
内容は辛いし残酷、でも8mm自主映画の魅力を感じられる
・主なあらすじ
東京の片隅で孤独…