「プリズナーズ」に続き、気になっていたドゥニヴィルヌーヴ映画。
「複製された男」、原題は「Enemy(敵)」。
邦題はミスリード。この映画の魅力を台無しにしてる。
なかなかこれは難解。
主人公は…
瓜二つの男を描き分けて二人の間に明らかな境界線を置くことで、この映画は何もできなくなる。その無力さは、ラストに男がもらす重くも軽くも聞こえるため息にも込められている。ビルと背を同じくしながら街を闊歩…
>>続きを読む監督自らネタバレしている映画というのも珍しい。「浮気相手から妊娠中の妻のもとに戻るまでを潜在意識の視点から描いた」作品だそうなのだ。つまり浮気している大学教授アダムは、売れない三流役者アンソニーの潜…
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