(35mm)
ラフな芝居に油断してると長回しになり緊張感を増していく凄い演出。
『ナミビアの砂漠』みたいなシーンもあり神代辰巳が山中遥子にまで接続された。
絵沢萠子を見つけられなかった。
市井…
神代辰巳監督のロマンポルノ作品の中で、唯一「政治的な作品」である(一般作では『宵待草』がある。まぁ、脚本の長谷川和彦によるものが大きいと思うが)
一条さゆりと、彼女の地位を狙う若手ストリッパーとの…
凄まじい遠景からズームして撮っているゲリラロケ撮影の生々しい雑踏行き交う阪急電鉄野田駅界隈。ブッ刺される高橋明の唄う春歌『なかなかなんけー(江州音頭)』が頭にこびりつくし、こんなプリミティブな情動が…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
撮影当時、猥褻物陳列罪で裁判の渦中だった人気ストリッパーの一条さゆりを軸に、彼女を毛嫌いする下っ端ストリッパー役の伊佐山ひろ子を主役に据えた、神代辰巳監督の出世作。
性を生業に権力に抗ってしか生き…
☆オープニング、アバンタイトルのカッコ良さよ!なんていう唄なんだ?⇨高橋さんが歌詞を作ってアフレコで録音したベースは江州音頭である「なかなかづくし」「なかなんけ」?もう少し調査必要か!
☆阪神野田(…
傘を開いたり閉じたり。このくそ熱いのに。橋から飛び込む止め絵。突然走り始めて座りこむ。街の人が皆足を止めてこっちを見てる。自分のでも嫌なのに人のを嗅ぐなんて。ふてくされて気怠げな低い声で逆らい抗う泣…
>>続きを読む神代のテクニック総ざらいの感あり。姫田の手持ちカメラ、ノーライト。伊佐山が口ずさむ春歌。日本民謡を春歌にしたり、チンドン屋のカネ太鼓を音楽として使って、それが効果を生んでいる。また、一条引退記者会見…
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