1950年製作の溝口健二作品。彼の映画としては、あまり長回しとかない普通な感じの演出なんだけど、それはそれで力が入りすぎてない感じが良かった。この後の後期の代表作数本が、そうした所謂「長回し」演出の…
>>続きを読むこれが溝口健二の撮り方なんか!
柳永二郎がすだれを下ろすカット、車を見送ったあと木暮実千代が階段を上るカットなど、ワンカットなのにどんどん画が変わっていくのが面白い。そして室内を横移動しながらの長回…
ひいさまと呼ばれてる木暮実千代。貴族系で度々耳にしたこの呼び方、ひできの俺も呼ばれたいと思ってたらお姫様のことだったてへぺろ。貴族とはいえ元貴族。貴族ってどんな人達?の答えの一つに働かなくていい人達…
>>続きを読むラスト間際の霧と山?と和服(木暮さん)というロングショット気味のショットの幽玄さがえげつなくて、こういう画は日本映画ならではの大きな魅力だよなぁと思った。
それ以外にも木々の中の移動撮影とか、お庭…
古風なスタイルを好む貴族の娘お雪はまさに溝口自身を投影したキャラクターとも言える。次作の『お遊さま』にも通ずるテーマとも言える。いわゆるスランプに陥っていたとされる時期の本作。溝口の葛藤がお雪の心情…
>>続きを読む溝口健二の観る
旧華族の雪は婿養子直之と結
婚し熱海の旧家で暮らすが夫
は京都の愛人の許へ。雪宅に
新しい女中が来るところから
原作 舟橋聖一 脚本 依田義賢
心は憎しみで溢れても体が求めてし…
映像美とか、たしかに綺麗な自然だなぁとかわかるけど、それを超えるくらいの胸糞映画!あのジジイ!女もメソメソメソメソ…もうわかったよ!ここまで来ると控えめな女性というよりもかえって図々しいな!だけど女…
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