子供への虐待を扱った作品は、気持ちの芯の部分を揺さぶってくるのでキツイ。
が、ハンガリーの牧歌的な風景とチェレの可愛らしさによって陰鬱さが和らいでいる。
「だれのものでもないチェレ」という邦題が非…
原作 ジグモンド・モーリツ
孤児チェレの過酷な運命を描いた極重ドラマ…
1930年、ホルティ独裁政権下のハンガリー。孤児院で暮らすチェレ(ジュジャ)は、養育費目当ての農家に引き取ら…
なんかすごいものみた。
サイレント映画の「雀」を彷彿とさせるがもっと重苦しく暗い現実。
フランコ政権下のスペイン然り。
独裁政権の犠牲者が描かれる。
原作小説は実際に孤児だった少女の話を元にし…
廃盤DVDが高騰しまくっていることで有名な本作、宅配レンタルにてついに視聴。
まずこの時代だから撮影出来たのか、冒頭から主演の女の子が素っ裸なのが衝撃。
支給金のために養子にされ、服も与えてもらえず…
1976年ハンガリー(チュレ=みなしご)
監督/ ラースロー・ラノーディ
出演/ ジュジャ・ツィンコーツィ(チュレ)/ ヨージェフ・ビハリ(老人ヴェン・イシュテン)/ アンナ・ナジ(最初の養母)/ …
悪童日記、異端の鳥に続いて東欧子どもつらいつらい映画(カテゴライズ合ってる?)
この世にお前のものなんかひとつもない、あるのはその体だけ!ってセリフがなかなかの破壊力。
そして女の子であることを忘…
裸で奴隷家畜同然の扱いを受ける少女。
絵一つとっても、美しい。
けれども、その少女の波乱な人生は決して絵とは裏腹に美しいものではなかった。
救いのない、悲しい道。
ヴィアドロローサを歩むひとりの少女…
どんな人の家にも信仰はある。
醜い人間達も教会に通う。
心から懺悔する人も簡単に死んでしまう。
神は一体何を救うというのか。
神の不在を嘆き、それでも尚信じ続ける無垢な魂か。
チェレは自らが燃え尽き…