【実は修道女はコワかった】
2002年のヴェネチア映画祭で金獅子賞をとった作品。イギリス・アイルランド合作。
1960年代のダブリンを舞台に、未婚の母となったり不純異性交遊(死語か?)をしたり…
罪って何?
女性の尊厳。
性被害について。
処女性って必要?
安易に失うのは良くないけど。
聖書の解釈とか信仰ってどうしてこうも変なふうになってしまうのか。
マーガレットの場合
バーナデットの場…
実話ベースの映画。きつい。
収容された女性への非人道的な仕打ちのひとつとして取り上げられてたのが無麻酔での出産。ふしだらな女に打つ麻酔は無い的な文脈、懲罰的な意味合いでの無痛、裏返せば当時(196…
俳優ピーター・ミュランの初監督にして、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作品。
アイルランドに実在したマグダレン修道院が舞台の実話。
従兄弟にレイプされた女、未婚で出産した女、男を惹きつけそうな女…
修道院が刑務所みたいだった時の話。実話かよ・・・
ミッシェル・フーコーの『監獄の誕生』を思い出した。読んだことないけど・・・
まず冒頭で主人公であるマーガレット、ローズ、バーナデッドのプロローグ…
これを観ているうちに「カッコーの巣の上で」と重なってしまった。差し詰め修道院長がラチェッドでバーナデッドがマクマーフィーといったところか。ストーリーの構造としてはよく似ている印象を持った。
不当な理…
修道院の顔をした更生収容所として実在した、マグダレン洗濯所。
未婚で出産した女性、レイプ被害にあった女性、男たちを惹きつける美貌の女性と、本来男性側に非があるようなことが罪とされ、その罪を洗い流す…
このレビューはネタバレを含みます
避妊具の使用が推奨されていなかったり、中絶が禁止の時代に女性たちが宗教的な理由で理不尽な扱いを受けることは言葉にしがたい切なさがある。
とんでもない理由で修道院に入れられ、そこでも酷い扱いを受けて…
本日の巣ごもり鑑賞。
実話に基づく作品。
つい四半世紀前までアイルランドにあったおぞましい修道院。
歪んだ道徳観で理不尽に強制収容され、外部から閉ざされた中で「更生」の名の下に行われる非道な行為が恐…