バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)の作品情報・感想・評価・動画配信

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)2014年製作の映画)

Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)

上映日:2015年04月10日

製作国:

上映時間:119分

ジャンル:

3.6

あらすじ

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

個人的に長回しっていう手法が好きなのは、
演劇の世界に興味があったから。
そのせいか、長回しに対するこだわりも人一倍な気がする。

この「バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が作品賞を獲り話題となる中でも、
やはり気になったのは「全編長回しに見せる〜」という文句。
こりゃもう見るしかないだろうと数ヶ月前から楽しみに待っていたので、当然の様に初日鑑賞。
結果……



……やられた。
今年度どころかオールタイムベスト級の大傑作だ。
あと数回は確実に映画館で観るだろう作品。


個人的に予告編での魅せ方がうまい作品は傑作が多いように思う。
インターステラーもそうだったけど、必要以上に語らないのが上品な作品というものではないだろうか。
まさかあの曲まで使われないとは思わなかったけど…笑


前述したように、
長回しで得られる効果といえば演劇・舞台に通ずる「ライブ感」。
今作はそのライブ感をまさかまさかの演劇被せしてきた。
予告編だけの情報だと、この作品が「公演前から公演初日までを描いた作品」だとは毛頭思わなかったもので、
こりゃあ長回しで大正解!とひとりで納得していた。

そして長回しの使い方もうまい!
エマ・ストーンの流れる様な罵倒をアップで見せていくところ!
マイケル・キートンの顔が見えない分こっちも煽られる煽られる…


そしてまさか回想までワンカットで見せられるとは。
流石、ゼログラビティの撮影監督。見事な浮遊感&ライブ感。

ライブ感といえば、
挿入曲を演奏してる人が画面に映るのもまさに「演劇」だよね。映し方が露骨なのがまたイイ。


加えて長回しという手法は、演者の役者力が試されるのが倦厭される理由のひとつでもあると思うのだが、
これはもう、見事と言うしかないシーンの数々。
長回しだってのになんてテンポの良さだ!
特にラストのエマストーンの顔力(というか目力?)!
ポンポンポンポン進めておいてじっくり見せるあの引き。
もう、完璧。



「お前は大スターだ。やつらの退屈な人生を変えろ。驚かせ、笑わせ、チビらせろ。お前がやることはまさにそれだよ。骨まで震わせる大音響とスピード!やつらを見ろ、目が輝いてるぞ
みんなが大好きなのは血とアクション。しゃべりまくる重苦しい芝居じゃない!」

まさにこの作品を体現している名台詞。

そうだ。
芸術作品だって好きだけど、こういう子供の頃から熱くさせられる映画が俺たちは大好きなんだ!

一番好きな映画が「ジュラシックパーク」でも、「バックトゥザフューチャー」でも、「パイレーツオブカリビアン」「ロードオブザリング」「アイアンマン」、そして「バットマン」だっていいじゃないか!

誰だって子供の頃にジャンル映画で熱くなったはず!!
アートじゃないから否定するなんて、高慢なアホがネットでなんのリスクもなしに評論してるのと何が違う!?
おれはジャンル映画が好きだ!!
SF、ファンタジー、コミックムービー、最高!!

そんなことを思い出させてくれる最高の作品。
ラストで、「あの舞台」がバードマンを越しちゃってる(ウンコしてるバードマン=クソ野郎)けど、
おれはバードマンが大好きです。
さて、次はいつ映画館に観に行こうかな。
sho

shoの感想・評価

4.1
最初から最後までほぼワンカットのようにみせる事によって生まれる臨場感。
どうやって撮ってるんだろう?って感じの巧みなカメラワーク。
マイケル・キートンとエドワード・ノートンの圧倒的な演技。
内容もキャストも音楽も映像もどれもが良かった。
Chad

Chadの感想・評価

3.9
昔のスターが現在は・・・ってお話しは好きです。それだけじゃない要素があって良作でした。

A級(ランク詳細はプロフィールにあります)
KG

KGの感想・評価

3.7
過去のスターが再起を図る話
考えされられる
櫻子

櫻子の感想・評価

4.8
語りきれない・・・
イニャリトゥは何年か前に『バベル』を見て「???」ってなって以来敬遠状態になっていたんですが,評価かなり高い上にネトフリにあるので折角だから観てみるか,てな感じで視聴。なかなか強烈な作品でした……まず冒頭の洒落たテロップの演出でグッと引き込まれるのと,印象的なドラムの音に合わせて場面がテンポよく次々切り替わっていくのをワンカット風に上手いこと切らずに滑らかに繋いでいる映像のインパクトがすごい。

前半は結構ユーモラスな感じで攻めてきます,テンポがよくマシンガントークみたいな勢いがあるので何か圧倒されてついつい笑ってしまう。小ネタ的に実在の俳優や監督の名前が沢山言及されてるのも面白い。

エマ・ストーンのブチ切れドアップ長台詞とありえん汚いシーン(観た人にはどこのことか分かると思います)で彼女の俳優としての根性を見た気がする……『ラ・ラ・ランド』じゃこうはいかないですからね。
m00m

m00mの感想・評価

3.2
一般教養しかない私には理解できません。

頼むからアカデミー賞とか与えんでくれ!
自身のノルマとして見ざるを得ないからさぁー(泣)

金を払ってみている平均的な客が分かる程度に選定頼むよ。
「難解で賞」を作ってそこで表彰する分にはどうぞご自由に
さんざんやってください。
映像と演技は素晴らしいと思うけど、こういう結末は視聴者の感性にお任せします系の映画はちょっと苦手。
tsut

tsutの感想・評価

4.2
すごいよかった
ワンカメなのもすごいがお話が良かった
最後もスッキリする
ナオヤ

ナオヤの感想・評価

3.8

オヤジ🎬

ストーリーは旬を過ぎた俳優が、再び輝く為俳優を志すきっかけとなった短編小説の主人公を舞台で演じる姿を葛藤やトラブルなどを交え描いていました。特に今作の演出は頭ひとつ抜けていました。ストーリーは"彼が叶えたかったまぼろし"を映し、自らの手で幕を引くまでの記憶だったのです。ラスト一部を除き、ほぼ全てのシーンが疑似的にワンカットで見せる点は特に素晴らしかったです。また表現者と評論家との乖離やSNSによる拡散などハリウッドあるあるネタが面白かったです。自分は本当は特別な人間というのを象徴するように空を飛べたり・物を動かしたりするシーンが作中にはありました。現実と理想の乖離・果ての姿が描かれていました。自分がやりたかった舞台のはずが共演者の実力を目の当たりにし、自分の器を知りました。そして彼はリアルを追求し、本物に手を出してしまいました。今作は一言で言ってしまえば一人のお父さんの物語です。大人気映画バードマンの主人公を演じたスターは過去の栄光であり、実生活でも家庭崩壊を起こしていました。ダメな父親としての後悔がある中で再び輝きを取り戻す為、ブロードウェイで勝負しました。歳してと思うかもしれませんが、夢を追いかける背中は哀愁あり、かつてのヒーロー感など微塵もありませんでした。それでも尚、上を目指す泥臭さは男でも惚れるカッコ良さです。そしてラスト彼は再びバードマンとして輝き羽ばたき続けるのです。
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