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シャトーブリアンからの手紙

シャトーブリアンからの手紙の作品紹介

シャトーブリアンからの手紙のあらすじ

1941 年、ナチ占領下フランスで 1 人のドイツ将校が暗殺される。ヒトラー は即座に、報復として、収容所のフランス人 150 名の銃殺を命令。過度 な報復に危険を感じたパリ司令部のドイツ軍人たちはヒトラーの命令を 回避しようとするが、時は刻々と過ぎ、政治犯が多く囚われているシャト ーブリアン郡の収容所から人質が選ばれる。その中に、占領批判のビラ を映画館で配って逮捕された、まだ 17 歳の少年ギィ・モケがいた...。

シャトーブリアンからの手紙の監督

フォルカー・シュレンドルフ

原題
LA MER A L’AUBE
製作年
2012年
製作国
フランスドイツ
上映時間
91分
ジャンル
ドラマ

『シャトーブリアンからの手紙』に投稿された感想・評価

ku
3.7
国民も兵士もみんな人間。

内容は、1941年10月19日、ドイツ占領下のフランスシャトーブリアン郡ショワゼル収容所には、政治犯や共産主義者たちが収容されていた。17歳の少年ギィ・モケは、映画館でドイツ占領に反対するビラ配りをして捕らえられる。彼は塀の向こう側の女子収容所にいる少女オデットに恋心を抱いていたが……というもの。

ドイツ軍兵士1人が暗殺された報復に、収容所から30人選んで銃殺するという命令を出すヒトラー。その収容所に囚われているメンバーの話。これは重い。銃殺されるターゲットに子供も大人も関係ないという怖さ。そして、自分の人生がもうすぐ終わると知った人たちのリアクションをみて胸が苦しくなった。

また、この映画はドイツ軍全員を絶体的な悪というよう描き方はしていない。人を殺すことに抵抗のあるドイツ軍兵士、平和的な解決を望むドイツ軍幹部もいて、結局は人間なんだなと。

国や上司の命令に逆らえないだけで、本心は殺し合いなんてしたくないと考える兵士は多いのではないかと思いましたね😌
ナチス占領下のフランスで、『シンドラーのリスト』とは正反対の、銃殺のためのリスト作りが始まる

ドイツ人将校1人が暗殺され、ヒトラーはその報復に、フランス人150人の銃殺を要求・・・

「命令の奴隷になるな・・・」

更なる混乱を招きかねない、独裁者の要求
パリ司令部の軍人たちが、回避の為の手段を模索しながらも、流れる大きな波を前にしては、小さな小石でしかないのか

思考をやめてしまった人間は
ただ、命令に従うしかないのですね
なにより、それが一番恐ろしい
もはや、物事の善悪さえ区別が付かない
淡々と儀式のように行われる銃殺
名前を呼ばれても
縄で縛られても
選ばれてしまった彼らたちは、最後の最後まで勇敢だった・・・

その銃殺の現場で、ドイツ軍には、人間らしい人間は、あの若者1人しかいなかった事

様々な資料を元に作られた実話ベースの映画の中で
起こったこと、言ったこと、言われたこと
それらを忠実に静かに着々と描きながら
登場する2種類の人間

思考し抵抗し続ける人たちと

思考しない命令の奴隷たち

恐怖を植え付ける事でしか支配できない政治の惨さは、地獄とか残酷とか全ての言葉を超越してしまった・・・

大好き俳優さん、ジャン=ピエール・ダルッサンの、あの状況での佇まいは、流石だと思った
このお方は名作に出すぎている♪
『ブリキの太鼓』監督による実話ベース戦争映画

ナチスに処刑されたわずか17歳の少年ギィ。
彼は本国では有名で駅名にもなったとか。

でも監督は彼だけでなく、当時同じ境遇にあった人々をフランスもドイツも分け隔てなく描いたそう。



1941年10月20日。
一人のナチス将校が暗殺されたことを受け、ヒトラーは収容所にいる人質150人を処刑せよと命じた。

シャトーブリアン郡にあるショワゼル強制収容所からは27人がリストに入れられる。

そこには僅か17歳の少年ギィ・モケや、釈放予定の者まで含まれていた。

しかし命令は命令、と処刑の準備は進められていき……



ドイツ人の命は重い

兵卒一人が殺された時は、三人の人質を処刑。
今回は将校だから150人。

命に重さも違いもないのに。

処刑される寸前に、彼等は家族など愛する者へと手紙を書いた。
そこには各々の愛や正義が込められていて、単語の一つ一つが胸に突き刺さる。

一方ドイツ兵の中でも処刑に反対であったり、銃殺時に倒れ込む者もいたり。

終始理不尽で戦争の悲惨さ馬鹿馬鹿しさに胸が詰まる作品でした。

少年一人に視点を絞らず、仲間やナチスにも目を向けて描いた演出も良いですね。

あと完全に余談なのですが、シャトーブリアンという文字を見て、牛肉の希少部位と思い、食育の話かな?と思って最初借りましたw

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