クライム・ヒートの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「クライム・ヒート」に投稿された感想・評価

TakashiDoi

TakashiDoiの感想・評価

3.5
トムハーディの格好よさ爆発❗
ストーリーもごちゃごちゃしてなくて見易い🎵
ほぼあらすじ以外の事が起こらない。だけど何かが起こる緊張感がある。
あらすじ後の残り30分からの展開で0.5点加算。
ごだ

ごだの感想・評価

4.0
教会でお前は永遠にひとりだと言われている気がして聖体拝領を見ていたのか
無口で犬や女性に優しいから一般人のように見えても社会の暗部にドロップしたトムハとても良い
一番常識人に見えるトムハが実は一番狂ってたっていうのがジワジワ怖くてかっこ良かった。
Lenely

Lenelyの感想・評価

3.9
Blu-rayにて鑑賞。

定期的に行われるマフィアの資金洗浄をトム・ハーディ演じる主人公が務めるBARで行われていく訳だが、静寂な日常の中で徐々に狂気と歯車が狂いだしていく模様を濃密なまでに描いた優れた秀作だ。
淡々とした展開なのだが妙な魅力がこの映画にはある。
久々に上質なクライムドラマを観た気がする!

あとアクション映画を連想させる売り文句と邦題はいい加減どうにかならんのかね…。
そもそもアクション映画というタグ付けではない。
happy0403

happy0403の感想・評価

4.4
このような上質な作品が日本で評価されないのはやはり作る側より観る側の質が落ちてることを認めざる負えない。
2014年作品。DVDにて鑑賞。
FOXサーチライト配給。日本ではDVDスルー。本作で好演していたジェームズ・ガンドルフィーニは、本作が遺作となった。

原題は"The Drop" 俗語で盗品などの隠し場所のこと。この映画では、不定期に行われるマフィアの資金洗浄を指している。

この邦題から、トム・ハーディが、ノオミ・ラバスと手を取り合い逃走しつつギャングと銃撃戦やカーチェイスを繰り広げるような映画を想像してしまうが、そーゆー映画では全くない。

トムハは、もう困った顔して、ひたすら犬の散歩して、たまにラバスに会って、バーテンダーしてるだけ。映画の8割は。

多分最後まで観ないと絶対に真価が分からないタイプの映画で、苦手なノオミ・ラパスも魅力的に感じたほどだが、犯罪映画としてはやや地味か。

撮影が良い。(撮影監督: ニコラス・カラカトサニス、ちなみに全く知らない名前。)最近流行りの薄暗〜い画面ではなく、明暗のコントラストが効いた夜の描写。やや、フィルターをかけた色彩感強めの描写が良好で黒色も強めに出ている。

役者は、ハーディー、ラパス、ガンドルフィーニ、それとチンピラ役のマティアス・スーナールツなど実力派揃いで見応えあり。バイオレンス描写はやや控えめ、銃撃戦もほぼないが、フツーの街角の裏で、コレが起こっているところにゾッとする。

映画全体は、トムハがラバスと知り合って、のほほんと犬を飼う裏で、従兄弟の兄貴役ガンドルフィーニ、二人を付け狙うチンピラのスーナールツと強盗事件の裏を探る刑事が絡んでくる。各人の真意が終盤まで分からないので、どっちかっていうとサスペンスではなくミステリー色が強い。(原作あり)

出てる役者のファンには勧められるが、犯罪アクションを期待すると間違いなく裏切られるので、その辺は留意されたい。
ユウ

ユウの感想・評価

3.0
原題と邦題の温度差は何だろうね。
ドンパチやってるのかと思ったらまるでそんなことはなく、ただひたすらに淡々と日常が過ぎていく中で静かに静かに狂っているものがあるという感じの話。

面白いとは言い難い内容ではある。
重く暗い流れが淡々と続く。
それなのに、トム・ハーディのために最後まで見てしまう。
トムハいいよトムハ。
寡黙で誠実な人、に見えるけれど、それだけじゃない不穏さ、得体の知れない何かを確実に感じさせてくれる。
ところが、犬と関わる彼はどこまでもお人好しのいい人。犬とワンコだあれは。
矛盾も含めてなんだかんだいい人なんだろう。取り返しはつかず、自覚もあるが。不憫だな。

見終わると疲れたね。
でも見なければよかったとは思わなかったから、そう悪くはなかったかな。
静かに、けれど確実に何かが歪んでいて、物語が進行していくクライムサスペンス。クライム・ヒートって邦題だから犯罪するぜヒャッハー!観たいなアクション系かと思ったら、日常の一環に犯罪が溶け込んでいて、それを当たり前のように扱っている不気味さが主体でした。
主人公のボブが真面目でいい奴で、だからこそ最後の展開に驚かされました。また、ボブ役のトムハーディの演技の幅にも驚かされました。好き嫌いある映画だと思いますが、私はかなり好きです。
m

mの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白すぎて鼻血吹くかと思った…。



サイコパスなボブさん、すごいすき。真面目で寡黙で自分のルールに忠実で、ある一線を守れば丁寧で優しい人なのに、それを越えると躊躇いも容赦もなく人を殺すことに抵抗がない。殺した後も理路整然としてる。だからこそ怖い。
自分のルールの中で自分は一切間違ってない筈なんだけど、でも心の何処かで人とズレていることを認識してる。だから時折どうしようもなく孤独だし、自分が普通の人間に相容れない存在だと理解してる。後悔はしないけど虚無感に襲われる時もある…。それが悲しくて可哀想…。

どうしようもない孤独に落ちてしまうのかと心配したけど、傍にいてくれる犬と、彼に寄り添ってくれる存在ができそうな、希望を感じさせる終わり方でよかった。足音がボブさんの心を救った気がする。


とってもすき!観てよかった……。

***

スローテンポって感想を見たんだけど、中盤までのボブの寡黙で真面目な性格が丁寧に描かれているからこそ後半の狂気というか"彼の中の正義"って言う歪んだ部分が映えて振り幅があっていいなと思ったんだけど……。(終始押され気味の気弱な男かと思いきや躊躇いなく人を殺すサイコパスって言うどんでん返し的な意味でも騙された〜と思ったし、展開的にも気持ちよかった……)

教会のシーン(自分が歓迎されていない存在だと感じていつも遠巻きに見ている)や死体を処理する手慣れた所作とか、犬を飼うことへの慎重すぎる態度とか、言動の端々に彼の思慮深くて真面目すぎる性格が故の伏線みたいのが散りばめられてて良いと思います。いい雰囲気の女性に全く手を出さないところも彼の性格がよく表れてると思う。

いずれにせよ本当に観てよかった…。物語は決して彼が正しいとかではないんだけど(ボブもクリーンな存在ではないので)、トムハの演技も"ボブ"と言う存在の描かれ方もストーリーも最高でした。

ある意味悪いものと悪いものがぶつかって、より悪いものが淘汰されて秩序が保たれているような……必要悪みたいなものを感じる。でもそれを全肯定せず、むしろボブ自身が自分のことを"天国に行けない"と思っているからこそ、ストーリーが成り立っているような…。

毒を以て毒を制す、リアルに寄ったヴェノム亜種って感じ。