What's Up, Tiger Lily?(原題)の作品情報・感想・評価

「What's Up, Tiger Lily?(原題)」に投稿された感想・評価

古い映画なのに私には新しすぎた(´Д`)

1966年制作のウディ・アレン 記念すべき初監督作品♪

実はこれ1965年に作られた谷口千吉監督の「国際秘密警察 鍵の鍵」という日本のスパイ映画がオリジナル。
この当時は世界中で007人気にあやかってスパイ映画が大量に作られたみたいなんですけど、この映画をアメリカで上映するにあたり、単純に英語字幕とか吹替えにしても、他の映画に埋もれちゃうんじゃないかって話になったらしいんです。

そこで当時売れっ子コメディアンだったウディ・アレンにアイデアない?って聞きに行ったら、映像を編集しなおして、全然関係ない吹き替え付けたら見た目シリアスなのに、ギャップの楽しめるコメディ作れるんじゃね?ってなったみたいです。

絶対許可とっとらんやろw
著作権とかどうなっとんねんww

結局、イケメンスパイの三橋達也が美女の風呂場を覗きながらイジリー岡田ばりにペロペロペロペロ~!!!ってやるシーンとコブラ好きすぎるキチガイ天本英世がハッスルするシーンが印象深い映画が完成しました(´ー`)

ストーリー全然わからんっしょ。
でもね、見た私でもよく分からんかったから大丈夫よん。

どうも前作「国際秘密警察 火薬の樽」のシーンも1部流用してるらしく、これもストーリー分かりにくくしてる原因なのかな?

それでも、敵のアジトに潜入して金庫に厳重に保管されている「世界一おいしいタマゴサラダのレシピ」を盗みに行く話だってとこまでは理解したけどね♪

あとは、オリジナルには全く関係の無い当時活躍していたロックバンド「ラビンスプーンフル」曲をBGMにしたり、ライブシーンを勝手に追加するという暴挙もしてます。しかもウディ・アレン曰く 無許可でスタッフがあとから追加したらしい(笑)
スタッフはウディ・アレンにちゃんと伝えたって言い張ってるらしいけどね
(今さらどっちでもいいやんw)

あとね、ウディ・アレン自身 この映画の存在自体なかったことにしてるらしい(笑)

これはよほどのウディ・アレン好きじゃないと、見なくてもいい作品(え?)。
恐ろしいくらいにジョークが寒かったし、ポカーンってなった(笑)
これが本場のアメリカンジョークってやつなのかなぁ……

ちなみに翌1967年のウディ・アレン出演の007のパロディ映画「カジノロワイヤル」のぶっ飛び具合も同じ匂いがした!!
あれもポカーンってなったもんな~(´ヮ`;)

あれ!?
もしかしたらスパイ映画(ていうか007)が苦手なのかな•́ω•̀)?
そもそも007見たことないしw
とりあえず本家007に挑戦した方がいいかも(笑)
7e3

7e3の感想・評価

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日本映画に勝手に違うストーリーの英語吹き替えをつけて再構成する、サンプリング感!
悪役があからさまに頭悪そうな笑い方してたり、シャワーのぞいてるシーンの吹き替えが間抜けすぎて、ストーリーがどうのこうのというよりディティールで笑う

とってもお洒落な仕上がりで、私は好きなのだけど、本人はふざけすぎたと思っているらしく、当時公開取り下げ裁判とかしてたらしいw ふざけすぎくらいが面白いのよ
日本の映画に勝手に音声をつけた映画。
よく思いつくなと感心してしまう。ウディはやはり真のコメディアンだと思う!物語の内容はしょうもないけどなーんにも考えなくても楽しめる映画です!
ysak

ysakの感想・評価

3.6
大部分が、既存の邦画に勝手に英語の音声つけるという、ヒップホップ的というか、ホットペッパーのCMのような手法でつくられた一本。初監督作コレとかウディ・アレン無茶するよなぁ…。当時、許諾とかどう考えてたんだろ。あと、なぜこの作品を元にしたのかは謎。
nimame.

nimame.の感想・評価

4.0
問題作と過ごす休日Part2。笑い声が原作馬鹿にしてるのか?ってぐらい酷く可笑しく、たまりません。鍵穴覗く所とか最高に酷い。オープニングやエンディングも雰囲気抜群です。ダンスシーンとかもう原作関係無く仕上がってる。これが初監督作品なのか。
ウディアレンが日本映画「国際秘密警察」シリーズにデタラメなストーリーと英語音声を付けて勝手に再改編し、新たなスパイコメディ映画を作ってしまったという幻の初監督作品。
卵サラダのレシピを追うというバカバカし過ぎるストーリーに加え、随所に挿入される寒いギャグさえも自然とハマってきちゃいます。
個人的に母親のくだりと影絵のくだりで大爆笑でした。
権利の問題で日本国内では絶対に発売できないという一方、「007は二度死ぬ」が制作される大きな要因ともなった本作。
約50年前に製作されたとは思えないほどモダンかつオシャレな雰囲気で、高度経済成長期の日本の目まぐるしい国際化、西洋化が窺えます。
コメディアン・ウディの映画人としての邁進を予感させる珍作。