ブラックパンサーのwisteriaのレビュー・感想・評価

ライアン・クーグラー監督の新作"Sinners"がアメリカ🇺🇸ではすでに公開されかなりの高評価を得ている模様。本作キルモンガー役のマイケル・B・ジョーダンが双子を1人2役で演じているのだとか。普段ホラー系はあまり見ないのですが、これは絶対劇場で観たい！しかし日本公開は一体いつ......？

ということで"Sinners"を待ちながら、監督過去作をDisney＋で。

MCU的にはヴィブラニウムの出所ということで重要なワカンダが舞台。久しぶりに観たけど伝統と融合したアフロフューチャリズムな音楽・美術・衣装がとっても心地良い。あんなハイテク社会なのにオコエ(ダナエ・グリラ)の武器は槍を駆使した近接戦なんかいと。

今回再見して、稀少物質を巡る政治抗争、王位を賭けた決闘、レトロフューチャーな造形のシールド、スピリチュアルなトリップ映像、貴種流離譚などなど『デューン』を連想させる要素がけっこうあるなと。どっちも好きな作品ですけど。

実のところ、ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)のいない続編はどうにも受け入れがたく、『ワカンダ・フォーエバー』の方はいまだ観れていないのですが、これを機にそろそろ......！