春琴抄 お琴と佐助の作品情報・感想・評価

『春琴抄 お琴と佐助』に投稿された感想・評価

3.6

原作発表から二年後の映画化だから、当時の倫理観や社会の空気を感じることができた。
妊娠のエピソードとラストの針の描き方はこれが限界だったのだろう。あのあとの主観カットは驚き。
芸者と共に幇間がいるの…

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「春琴抄 お琴と佐助」は1935年公開の白黒映画。主役・春琴の田中絹代は1909年生まれなので当時、26歳で、佐助役の高田浩吉は1911年生まれなので当時24歳。映画では谷崎潤一郎の原作の最終盤まで…

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とんでもない名作だ!さすがの原作!
もちろん春琴妙の原作も読んでいる。
谷崎に傾注していた時期がある。
グロテスクな性を芸術に押し込めた。
原作が良いとは言え歪曲したエロスを見事に映画化したものだ。
4.0
このレビューはネタバレを含みます

佐助は今で言うヤンデレなのかな
自身が愛した春琴の為を想い、美しい顔を脳裏に永遠に刻むために両眼を針で刺し失明する。佐助のその覚悟と純真なる愛を受け入れる春琴
万人には絶対に理解されないが、それによ…

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◎文句なく大傑作 田中絹代と高田浩吉BestAct

1935年 松竹蒲田 モノクロ 100分 スタンダード
*ホワイトノイズ僅かにあれど概して状態良し

原作との関係で盛んに議論を呼んだ作品につい…

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にけ
3.7
滅びかけてる船馬言葉が良かった。
3.3

推しが生きてた頃見たかもしれない映画なので、観た

原作よりだいぶマイルドになってて、もしやこれは純愛か?と錯覚しそうになった

コテコテの大阪弁は、関西外の人間には多少聞き取りづらいところはあれど…

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谷崎「春琴抄」を島津保次郎が脚色監督した、「春琴抄」最初の映画化。伊藤大輔、西河克己も映画化しているが、島津作品が突出して優れている。



 フルカラー

 https://youtu.be/Jn42ut9wTW8?si=wTzEH7qXKZwO46fR

 オリジナル

 https://youtu.be/XJWUQsu2H6A?…

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4.0

【恋は盲目】

👘谷崎の原作は未読だが、何となく映画全体を支配する耽美的な雰囲気と主演・田中絹代の妖艶なオーラは素晴らしい。戦前の松竹蒲田調を担った島津保次郎監督の代表作。

🌸元々、松竹ホームビデ…

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