岡山で起きた「山中一揆」を題材にした白黒作品。
多くの人間が易々と死線を飛び越える。人命がまだ軽い時代に生きる意味を問う者などいない。
武士階級の非情な税収奪を謗るわけでも、革命を起こすわけでもなく…
『やまぶき』と同様に、ファーストカットを見た瞬間にこれは傑作だと確信させられ、事実その通りだった。
「時代劇」という構造を使っているが、紛れもなく「現在」を描いている。そのために「時代劇」である…
歴史がてんでダメな人間なのでよく分からない事だらけではあるし、言葉も3割くらい分からなかったのだけど、爽快な感動があった。
丁寧なリズムで紡がれるショットたちが次第に気持ち良くなってきて、最後には爽…
もんのすごーく、苦労して撮っていることが察せられる映画だった記憶が。音楽とか演出とか工夫して全体として古臭い時代劇っぽくないように作りたいんだけど、細部がきちんと(こっちの脳内にある)時代劇に見えな…
>>続きを読む江戸時代の美作国で“山中”と呼ばれる地域の農民数千人が藩の圧政に抗議して立ち上がった「山中一揆」で自分もその一員でありながら家族も仲間も捨てて生きることにこだわって逃げた男。
「生きる」ということに…
来年の『やまぶき』に向けての応援企画。
実はこの映画は、もっともっと注目されるべきだと公開時から一貫しての感想。
監督の映画への想い、鬼気迫るものがあって、とにかくちゃんと見ないといけないって背…
(C)一揆の映画プロジェクト