『或る終焉』
患者に寄り添うデヴィット
命の終焉は
自分の思うままに
閉じることができない
何か自分を戒めるような
激しい感情を押し殺すような
デヴィットの一日一日
終わることも
終わらせることも
…
看取ることに人生を捧げ
患者の家族となって寄り添う看護師
デヴィッドの背景を追う流れに
なぜか観ている側が駆り立てられる
親密であることが齎す不都合
他人が尽くすための境界
もどかしい気持ちで堪…
ミシェル・フランコの中ではダントツに静かな映画だし、ストーリーに起伏があるわけじゃないのに、死を扱ってるだけに目が離せない。
この監督の映画はマジで観入ってしまう…
そしてラストシーンよ…
映画…
命の最後を看取る
それはてとも辛くきつい
デヴィッドは終末期の患者を世話する看護師
時には家族以上に献身的に患者の心をもケアする
そうしないと自身も潰れてしまいそうだから
優しく身体をふき優しく手を…
©Lucía Films–Videocine–Stromboli Films–Vamonos Films–2015 ©Crédit photo ©Gregory Smit