アケルマン的『生きる』?
孤独感が強めのよく喋る人々と出会ったり再会する旅。
新作のプロモーションのためヨーロッパ各地を旅する映画監督アンナ。プロモーションの場面は無いけど。
会ってすぐ身の上話…
原題『Les rendez-vous d'Anna』(1978)
監督・脚本 : シャンタル・アケルマン
撮影 : ジャン・パンゼル
編集 : フランシーヌ・サンドバーグ
出演 : オーロール・ク…
シャンタル・アケルマン映画祭~🎬
映画監督アンナ、最新作のプロモーションのため、ヨーロッパの都市を旅して回る映画。
色んな人との接触を挟みながら、孤独にさまよい歩く彼女の姿を通し、アイデンテ…
自分が他人の孤独や淋しさの穴埋めであることの虚しさ。話を聞くという思想と欲望の一方通行。アンナは"Oui"としか返さない。"女は結婚して子どもを生まなきゃダメ"。会話は時間を消費するだけの手段に成り…
>>続きを読むタイトル通り、3日間の間に人との出会いと別れを繰り返して、ドラマチックな期待しつつも言ってしまえば何も起こらない。いや、でも実際は視認できない何が確実に画面の上では起こっている様な。
リアルな時間の…
【鑑賞メモ】
駅。
ホテルのエントランス。
車窓。
雨に濡れたプラットフォーム。
駅。
シンメトリーとシークエンス。
さりげなく、でも精緻に左右対称な構図。画面の中で静かに、淡々と繰り返される動き…