まどろめ、パリよ。
足と片目。失ったものを補うために寄り添うような二人。
愛の証を確かめ合って、「愛ではちきれそう」なんて言葉にできてしまう関係。
生活の安定よりも、二人で“生きる”ために苦水だっ…
有名な(?)花火のシーンとか、映像は確かに圧巻だが、この作品での「愛」に微塵も共感できず、全く好きになれなかった。
相手を支配したり、傷つけたりする「愛」は、愛ではなく、加害性に満ちた暴力。
愛はア…
絵画的であるけども、芸術の都の色を素直に継承するわけではない、挑戦者(?)としてのスタンスを感じた
最初だけパリらしい景色を見せてあとは路上生活というのが、パリが嫌いだけどパリが好きなのかなあとも…
愛を強く求める女に応えようとした、愛を知らない男がいた。
はじめ男は、女を見つめ続けた。けれど、そのまなざしを彼女が受けとることはなかった。そこで、男は走り続けた。やがて、女も走り出す。そうして2…
ミシェルはアレックスに「私が眠り方を教えてあげる」と言う。ミシェルが去ったとき、アレックスは「君の忘れ方を教わらなかった」とひとり呟く。
もうここまで来ると俺は、目の上のこぶとしてあり続けた俺の生…
これぞ映画。画面で語る美学。
言葉数の少ない左足を怪我した男が、右目の見えない画家の女性と恋に落ちていく。
目と足というお互いに離れた部分を負傷しており、そのすれ違いが心的距離を物語っているよう…