話の流れや、おばさんの歌唱からの刑務所へのカットなど面白かった!
ツァラ―・レアンダーの化粧の濃さが他のリアリリズムをぶっ壊してるような・・・。
メロドロマ特有の偶然性がいっぱい!
完成度は高いんだ…
事の発端(小切手偽造)に書かれた「6」という数字が、主役の男女を呪いのようにどこまでも追いかけてくる(箒売りの「6ペンス」という声、安酒場のヴァージン娘が歌う「7人の男に6回も…」)。数字の不正を犯…
>>続きを読む寺山修司が愛聴し美輪明宏やヴェルヴェットアンダーグラウンドのニコがモデルにした、ナチスドイツ映画の大スター歌手、ツァラ―・レアンダーのドイツデビュー作。これまでナチス・ゲッペルス管理下の娯楽映画は未…
>>続きを読むこの時代…。
女性が罪を犯して捕まったら、植民地の刑務所ヘ。ただその女囚たちの中でも、模範囚は部屋に集められ、現地に住む男たち(囚人ではない)と対面。男たちは、気に入った女性がいたら、求婚することが…
このレビューはネタバレを含みます
「つねに『見くびってすみませんでした』って、どの登場人物たちにも思わされる」
「サークをすべて傑作にするのは人類の課題」
「とことん嫌って愛するんです」
三度目の鑑賞。シネマヴェーラ、濱口竜介監…
落ちぶれた歌姫と遠巻きに眺める男との交わらない視線が、切り返しの中でのみ遂に見つめ合うとき、神聖さすら感じる。
ツァラー・レアンダーはしばしば大勢の人間から見られている。舞台で、流刑へ向かう階段で、…