リンクのレビューを読んで、絶対観たいと思っていたのが今日叶った。
http://realsound.jp/movie/2016/03/post-1155_entry.html
ユーモアとペーソス…
このレビューはネタバレを含みます
どこでカットをかけ、どのテイクを採用するか?
映画監督とは常に選択を迫られ、どちらかを選び取らなければならない職業である。
もし自分が病の床にふす母の、そう遠くない最期の終え方を彼女の代わりに選ばな…
モレッティ、すごいなー。
5点にしとこ。
前半で、病床の母にと総菜屋で買ったあれこれが母の前に出されなかったあたりで、もう泣きそうだったね。
モレッティ自身は、もう少しうまく生きているように見える…
人生において人との関わり合いはとても重要であり、1人では決して生きていけません。しかし、人間はその事を忘れて自分勝手な生き方を誰しもがしてしまいます。マルゲリータは他人を一方的な視点からしか捉えられ…
>>続きを読む家族とか、人生とは何かという普遍的な人間のテーマを抱えながら映画監督としてひたむきに生き、死の道を辿ってゆく母の存在を受け止め家族愛の大切さを再享受するマルゲリータとその家族との悲哀に満ちながらも教…
>>続きを読む台詞よりも役者の所作やセットのディティールが多くを語る映画。その台詞もペーソスが効いていて、辛い現実を流すためのユーモアとして、時に可笑しく、時に痛々しく響く。
ともかくあらゆる細部が、人間の生と…
病状悪化していく母に心理的に追い込まれながらも創造的な仕事にスタックされる女性監督の姿は現代人にも共感される悩みで痛ましい。同じ子供でも冷静で自然な反応を示す対照的な兄を監督が演じ自身の経験や思い…
>>続きを読む© Sacher Film . Fandango . Le Pacte . ARTE France Cinéma 2015