このレビューはネタバレを含みます
女性映画監督が社会派映画を制作しながらも、自身の母親の老衰、死別を恐れる自分の心を見つめる作品。
どこからが夢の中なのか、現実なのか、境界がはっきりしていない描き方がリアル。
主人公は女性映画監…
刺さる刺さる、ちょっと笑えたりするがそれにしても刺さりすぎる。
妄想か夢か記憶か現実かと惑わされるシーンが私にはとてもリアルだった。
朦朧としたり、泣き崩れたり、あの感じ、わかる。
娘として母と…
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女性映画監督のマルゲリータはアメリカ人俳優を迎え社会派映画を製作中だが衝突が絶えず上手くいかない。さらに別れた夫との間に生まれた娘との問題や恋人との別れなど困難を抱えていた。そんな中、入院中の母親が…
>>続きを読む傑作
精神的に疲弊していくマルゲリータが、記者会見の混乱のなかで呟く「お母さん、助けて」の一言を発する。これは、入院し容態の悪化していく母と、母を救いたい娘の立場を逆転させる。母が娘を導く。
母の…
家族と仕事と彼女の心。主人公マルゲリータに課された人生の難題は、逆撫でし合い、ささくれ立ち。どうにも意地と具合の悪い問題集。
『親愛なる日記』がずっと観てみたかったんだけど、見つからないので本作を…
映画監督のマルゲリータは、新作映画を撮影中だが、アメリカ人俳優バリーの言葉の壁と、言動の数々に翻弄され、撮影はなかなか思うように先に進まない。夫とは離婚しており、娘は反抗期。そこに重なる母の病気の進…
>>続きを読むえぐられる映画だ。ナンニ・モレッティの映画は初めて見たのだが、例えば、近い問題を抱えた人にとっては直視できないような生々しさがある。
映画が人生とイコールの人間の、ずっしりと重くのしかかるようなリア…
© Sacher Film . Fandango . Le Pacte . ARTE France Cinéma 2015