燦々と降り注ぐ陽光、水面や植物を揺らす風、そこに息づく生き物の声、ロブ=グリエらしからぬ温もりを内包した導入部。
物語前半における男と女と車とロケ撮とくれば『イタリア旅行』や『勝手にしやがれ』を思い…
劇中の嘘と、映画という嘘。
この2つの嘘を、静かに濃密に交差させたコンセプチュアル・アートといった作品であり、しかし、コンセプトがコンセプトのみに終わらず(コンセプト倒れせずに)、コンセプトを支え…
トルコが舞台の映画を観たくて。
謎だった。フランス映画だった。
女の正体も、登場人物の台詞も、皆がつく嘘も、人物たちの相関性も、映画の流れ自体も、全てが謎で、謎のまま終わった。けどなぜか面白かった。…
アランロブグリエ初監督作。
あらすじが全てといえば全てだが、
60年代にこんな時代感のない作品があるのがそもそもロブグリエの凄さなのかもしれない。
舞台のイスタンブールの美麗な風景とシュールレ…
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