このレビューはネタバレを含みます
不穏な空気から始まり、ドアをガムテープでとめ始めた時点で、テンションがジェットコースター並みに急降下。別の意味でのドキドキ感が半端なかった。
まさに『気狂いピエロ』。10代の有り余るパワーだけは思い…
キッチンという狭い空間で暴れまくるアケルマン。調理や食事や掃除といった行為のすべてが荒っぽい一方で、その行為に伴う音の扱いはこの上なく繊細。もちろん繊細な音だけでなくハミングの歌が暴力的に響き心胆を…
>>続きを読む一貫性のない行動に呆気にとられつつも、少しだけ共感できてしまうところもある。たしかに「気狂いピエロ」を彷彿とさせるラストの一発勝負映画だった。
内容よりなにより、この奇怪な作品をエマスリープやトー…
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