2022/10/7#100音楽の美しい映画。切なく響く。
登場人物の行動や言動にいろいろと思うところはあるけれど、本人たちの抱えていることの重さを慮ると何も言えないかな。
しっとりとしつつも嫌なベ…
このレビューはネタバレを含みます
重く静かな雰囲気、丁寧に描かれた繊細な心理描写に一時も目が離せませんでした。
終盤、母娘に訪れた平穏な時間は温かく、母の台詞で思わず涙。人を癒してきた主人公が癒やされた瞬間でもあったと思う。
施術…
さわやかな秋晴れの本日、久々に家で映画2本目、これもよかった!
アネット、田舎の善良で優しい信頼に足る人となりに感動。産む選択、産まない選択、それぞれの事情や思いを受け入れようとしてくれるフランス…
このレビューはネタバレを含みます
ウニールコント監督の長編第2作。
セリーヌ・サレット演じる理学療法士エリザが主人公。エリザは孤児院に入れられ、その後養父母に育てられる。結婚し子供を産み育てている今も、ずっと、自分は愛されて生まれ…
前作の『冬の小鳥』とおなじく孤児を題材にしているので、鑑賞前はおなじようなものを見せられてもなあ、と不安だった。が、より複雑な人間関係を丁寧に丁寧に織りあげるような構成に舌を巻いた。
ウニー・ルコン…
エリザが息子や夫との関係に悩んでいる姿から実母の喪失感へと深く下りていく描写が実に自然で引き込まれた。母の一言で軽やかに結ぶラスト…エリザを解放する快さ。巧みに心情を表現していた繊細な劇伴も素晴らし…
>>続きを読む静かに静かに
自分を、「わたしの形」を思い出すような道のり
決して明るくはない、あたたかさ、光
穏やかな海
葛藤する心
砂浜を歩く
深く呼吸する
再び生まれる
イブラヒム・マーロフの音楽が私を揺り…
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