4Dマンの作品情報・感想・評価

「4Dマン」に投稿された感想・評価

ツッコミ無用のB級SF。いや、ツッコミ無粋の深夜洋画劇場とでも言うべきか。「期待しないでたまたま見たら滅法おもしれぇ」ってヤツ。

壁を通り抜ける特殊能力を身につけた科学者の悲劇。通り抜けるたびにエネルギーを消耗して老けるから、誰かを捕まえては精気を吸い取りながら逃亡する。壁は通り抜けられるのに、銃弾は通り抜けてくれませんが、そこはスルーするのが鑑賞時のマナー。壁と同じくスルー。

さすがに、「何と、銀行の金庫の壁に紙幣が突き刺さっていたんです」って、そこはセリフだけで処理せず画で見せてくれよ(笑)。

さらに哀しいのは劇伴。センスのいいジャズを使ったことで、逆にセンスが悪くなってしまった。物語のテイストと全く合っていないので、ことごとく癇に障る。

THE ENDの後に「?」が入る映画も初めて見た。軽い衝撃。続編を作る気なんてサラサラなさそうだし、こっちだってさすがに「おかわり」はトゥマッチでノーサンキューだ。
3to9ni

3to9niの感想・評価

2.9
秋田書店の「怪奇大全科」に半ページ程のスペースで紹介されてい本作品。
妙に記憶に残っていたためDVDを見つけて嬉しくなった(笑)

何だか“壁抜け男”とか“4次元吸血鬼”みたいに怪奇物路線で煽ってるが、内容的には「蠅男の恐怖」と同じ科学の悲劇物である。

壁抜け場面の合成が時代を感じるが、意外と不安定な感じを表現しているように見え、上手くハマっていて味がある(笑)
音楽も軽快な感じが中々良い。

まさか兄貴が彼女を弟に取られるわ、腹いせに弟の研究横取りするわみたいな展開もこの手の映画では意外で面白かった。

ジョジョの荒木飛呂彦テイストな作品である(笑)
hideharu

hideharuの感想・評価

2.5
2019.3.31 DVDで鑑賞。

「奇跡の人」のパティデュークが出演しているの知っていたけどまだ子役時代な上に出番もわずか。きっと「オスカー受賞のパティデュークも出てまっせ」って感じで後年になって名前を使われたんでしょうね。
あとモノクロ映画かと思っていたらカラー作品で驚いた。B級の割にはお金を掛けてるんですね。

実際にはあり得なさそうなホラー風味の空想科学映画。
いろんな要素があって四次元男になり壁を通り抜けられるようになった科学者の悲劇です。
新たな金属を作るも所長に手柄を横取りされ、挙げ句にガールフレンドは弟と良い仲になって、実験のせいで放射能を浴びまくり、そのせいかチョッと頭も怪しい感じになってと良いこと無し。
四次元男になって壁抜けられるぜ、ヤッホーと思っていたら今度は急速に歳をとり生きるためには生命を吸い取るしかなく殺人を重ね、ヒーローどころか悪者になってしまいます。

前半はチョッとロマンティックな雰囲気があったり、三角関係に悩んだりと変な映画だと思いましたが後半で壁抜けに成功してからは怪奇SFムードになり古い映画ながら面白く見れました。
この映画は日本でテレビ放送された時に「SF四次元のドラキュラ」と題された事もあるらしいのですがいい得て妙だと思います。血の代わりに命を吸い取りますからね。
horahuki

horahukiの感想・評価

3.4
4Dの衝撃!!

ラストを「END“?”」で締めることに謎のこだわりを見せるイヤワースJr.監督によるSFホラー。4Dマンなんてスーパーヒーローみたいなネーミングですが、ひょんなことで壁を通り抜けられるようになったオッサンのお話でした。

研究所でコッソリやってた実験のせいで研究所を全焼させてしまってトニーくん。他の研究所の責任者をしてるスコット兄ちゃんのとこで雇ってもらうことに。実はトニーくんは金属に鉛筆を通す実験をしていた。過去に一度成功したのだが、それから再現が全くできない。でもスコット兄ちゃんが試しにやって見ると何と成功!そして装置を使わずとも物質を通り抜けられるようになったスコット兄ちゃんは…。

自分の研究の功績を所長に奪われていたスコット兄ちゃんは鬱憤が溜まってたもんだから、すり抜けスキルを活かして遊びまくるわけです。人のポストに手を突っ込んで手紙取ったり、リンゴ盗んだり、ショーケースの中の宝石に手をかけたり、そして銀行強盗まで(笑)ちょっと前まで超ストイックに研究してたのに…。いや〜人って堕ちるもんですね。

「あれ?物体を好き放題すり抜けられるって無敵じゃね??」とか思ってたスコットくんですが、案の定この能力には落とし穴が…てなわけで、ヴァーホーベン監督の『インビジブル』のように能力を持ったが故に湧き上がる全能感的な利己心に彼の心が絡め取られていく…。というか能力が違うだけで『インビジブル』とかなり似てるような気がするので、ヴァーホーベンはこれを参考にしたのかな。それか見てないからわからないけどジェームズホエールの『透明人間』がそんな話なのかな。

人間が物体をすり抜ける特殊効果は良く出来ているし、通り抜ける時に薄っすらと人間の周りに膜みたいなのが出来るんだけど、それすらも味になってる。ただムーディなジャズっぽい曲が至る所で使われてるんだけど、楽しいシーンでも悲劇的なシーンでも全然気にすることなく「とりあえず流しとけ!」的な感じで流れるもんだから合ってなくて笑った。

これでフィルマに登録されてるイヤワースJr.監督の「END“?”」3部作制覇できましたが、これが一番「END“?”」にキレがなかったですね。やっぱり『マックイーンの絶対の危機』が一番良かった。リメイクはまだなんかな…。
銀行の金庫から大金が忽然と消えた。

犯行現場に赴いた刑事は、 被害に遭った金庫を見て絶句する。

一枚の紙幣が、 鋼鉄製の金庫の扉に「刺さって」いたのだ …

物質を自在に通り抜け、 盗みを働く「怪奇!壁ぬけ男」の正体は、 狂った科学実験が生み出した驚異のニュークリア超人、その名も「4Dマン」!(笑)

「壁ぬけ」するたびに著しく老衰するわが身を維持するために、 人さまの寿命をちゅうちゅうと吸い取っちゃうウルトラ自己中野郎です。

その後いろいろあって最後には退治されたかに見えた4Dマンですが、 物語の終りを告げる"The End"の文字の後には大きな "?" が!

「4Dマン」
「最後の海底巨獣」
「SF人喰いアメーバの恐怖」

このアーヴィン・ショーテス・イヤワース Jr.という覚えにくい名前の監督さんは The End...?がよほど好きらしく、 上記の3作品すべてで同じことをやらかしてます。 (笑)

と、 この監督を小馬鹿にしたような文言をさんざん書きましたが、 これらの映画にはそれぞれ捨てがたい魅力があるのも事実です。

幼いころ、B級ジャンル映画専門の「土曜洋画劇場」 で、 どの作品もワクワクしながら観ておりました♪

それにひょっとしたらイヤワース監督は、 「早すぎた鬼才」だったのかも知れません。

「最後の海底巨獣」のクライマックスで描かれる恐竜 vs.重機の対決は、 26年後の「エイリアン2」に於けるクイーンとパワーローダーの戦いに受け継がれているし、 スティーヴ・マックイーン主演の「SF人喰いアメーバの恐怖」では、 ジョン・カーペンター版「遊星からの物体X」より24年も早く、 「人間を同化/吸収する不定形モンスター」を市街地で大暴れさせてますから♪

(*≧∀≦)) オワッタ ト オモタラ、オワッテヘンノカ~イ!
2017.2.26沖縄、桜坂劇場「ガチバーン映画祭」にて鑑賞。

クロマキー技術が取り入れられてすぐの作品とのこと。

物質を通り抜ける身体を手に入れた博士の物語。とんでも系かと思いきや、博士の弟や恋人、上司や職場での人間関係が丁寧に描かれた良作。

ジャズの軽快なサウンドや映像技術など、今見てもオシャレな作りに感じる。

カメラアングルや特殊効果など、多分当時にしては攻めた作りなんだろうなぁと感じさせる部分があり面白い。

スクリーンで見ていたにも関わらず、エンディングで「え?」と声を上げてしまいました(笑)
ワン

ワンの感想・評価

2.0
2016/02/11
科学者がある実験で自由に壁を通り抜けられるようになる。

4Dとは「四次元の力=時間」の事らしく、この力を使うと急激に老化してしまうので、触れた人間のエネルギーを吸収して相手を老化させ、自身は再び若さを取り戻すというもの。

ストーリーは恋人を奪われた科学者の嫉妬による暴走です。

最後に「THE END?」と出て変わった終わりかたをします。