反戦映画の名作・良心作であることには疑いはないが、メッセージの表出としては、市川崑の職人性が邪魔していると思う。つまりは、サラッと観れてしまうのだ。
北林谷栄はじめ、脇役がおしなべて良い。もちろん、…
どなたかも言われていたが、特攻隊の青年との恋とかが見たいんじゃなくて。
南方戦線の現実。水島上等兵が見たもの…(『野火』にも共通すると思う)。
異国の地で悲惨な死を迎えて、そのまま土になる日本兵の無…
現代の戦争を題材とした映画は、厚塗りに厚塗りを重ねて、その本質を上手く捉えることができない。それは「戦争映画」ではない、戦争を題材とした映画。
特攻隊士との恋愛を悲劇的に描くラブロマンス。遠い戦地…
1985年 中井貴一の作品は見ているが、こんなに歌っていたかなぁ。覚えていない。
本はもちろん既読済み。
日本に戻らずビルマに残ることを決めた水島が、何を言うこともなく最後に弾く竪琴がやっぱりせつ…
『埴生の宿』を竪琴で演奏する音が心に染みる…
役者を見たらビルマ語を話す人々も皆日本人だし、撮影現場も9割が日本でビックリしました。
それはともかくとして、市川崑のリベンジ『ビルマの竪琴(1985…
太平洋戦争末期、ビルマのジャングルをさまよう日本の部隊の中に、竪琴が得意な兵隊がいて…という、事実から着想を得たフィクション。虚実入り交じってる部分をどう考えるか、私には難しい作品だったけど、合唱が…
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