前半の「埴生の宿」をイギリス軍と日本軍がともに歌うシーンは、まだ停戦だと分かってないからこそ、緊張感と音楽の美しさのアンバランスさに酔ってしまう。歌うシーンが繰り返しあってちょっとミュージカル的です…
>>続きを読むリメイク版を視聴後、此方の映画の存在を知りました。三國連太郎さんなど著名なキャストでシリアスな印象を持ちましたが、やはりモノクロだと、色を表現する大事な描写が伝わり辛いので其れが残念でした。ビルマの…
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物語の前半、日本は敗戦宣言。だが、それが、受け入れられない、日本兵もいて、それが原因で、その日本兵も死ぬ。この作品内には、出て来ないが、沖縄戦で、投降せずに、手榴弾で、集団自決も、これに近い。特攻隊…
>>続きを読む◼️水島上等兵は、なぜ日本に帰らなかったのか?◼️
戦争が終わり、命も助かり、仲間も家族も待っているはずなのに——
彼はビルマに残り、僧侶となって死者を弔い続ける道を選びました。
その選…
一人の人間の慟哭・覚悟に焦点をあてた戦争ドラマの秀作。
終戦間近のビルマ戦線、井上隊長(三国連太郎)からの依頼で、
水島上等兵(安井昌二)がイギリスに投降しない三角山の部隊を
説得するために向かう…
白黒スクリーンにより、色彩情報が極力抑えられた結果、聴覚に集中できる、芸術的作品だと感じた。写実的にリアルであることが、映像作品の《良さ》を必ずしも決定づけるわけではないことを、本作から学んだ。
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注意深く構成された作品だと感じた。
25分頃では、降伏を知らされた兵士が一人だけ、嗚咽して列からはみ出す。また、32分頃では、威勢の良い兵士に対して、苦しんでいる負傷兵はしゃがんだり寝転んだりしてい…
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