「若い頃の痛々しい自分を思い出させてくれる作品」
私も地方の出身なので気持ちがわかる気がした。都会に居場所を求めようしても、サーカスみたいな猥雑なところしかなかったりする。線路もうまく渡れないし。
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昭和、映画を作る男性が自分の故郷の田舎を元に映画を作る。そこから、過去、記憶、母へと想いを巡らせていく。
アートでロックな作品って感じだった。
男性側からのおんなというものを感じた。
脈略がなさそ…
やっぱり日本のどこでもないような、虚構の、強烈な違和感のある画面なのに、呪術的な要素と、土着っぽさが同時にある(青森!恐山!)。
田園の真ん中に表れる過去と現在の対話、空想と現実、可能と不可能、母親…
先日、本作を観るか観ないか迷っているときに
行きつけの店で遭遇した映画好きの知人に
意見を仰いだら「観なくていい」と言われ、
しかしその直後に近くにいた別の知人が
「観たほうがいい!」と言い出し、
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シュルレアリスムを感じさせる、絵のような画面。カメラワークと演出かなりこだわってるなーと感じた。川からひな壇が流れてくるシーンもインパクトあったが、エンドで食卓囲むシーンも親近感があり、まるで一体化…
>>続きを読む度肝。
異様な画面、うわんうわん響く音が不安感を煽るが、最後には不安と安心と混乱、現在と過去、条理と不条理何もかもが混ぜこぜになったエンドロールで美しく着地する。
ひな壇のシーンには完全にやられた…
けど俺は母ちゃんを愛しているよ
だからやらなくちゃいけないのだ
私は母親のことが大好きで大嫌いだから、このシーンと最後のシーンで泣きそうになった
色合いは派手だしキャラクターはコメディチックなの…
観る人を選ぶ映画だと思う。
ビジュアルや音楽といった、このあまりにも天井桟敷なアングラな世界観を受け入れられるかどうか。
私は最初、ちょっと面食らったし、J・A・シーザーの音楽は終始うるさいと感じて…
ただの前衛的な映像の羅列かと思いきやテーマは分かりやすかった。
自分は大人になりきれなかったと感じている主人公≒寺山修司は少年時代に戻って一個の大人としての自我を確立するイニシエーション(=母親殺…