緑色の部屋に投稿された感想・評価 - 3ページ目

『緑色の部屋』に投稿された感想・評価

主人公の屋敷で度々使われる鏡。
死者を見つめることで反射してくるのは、結局は見つめている自分の鏡像。
鏡の中で動くその像は紛れもなく生きている証拠。
死者は見つめられてはいない。
再生したあの場所で…

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千利休

千利休の感想・評価

4.1
素晴らしい光の映画。アルメンドロスの撮影が良すぎる。70年代トリュフォーの様式美の極致だと思う。

再見。私的トリュフォーのベスト。

人間が他者に対して一方的であることの極限には、死者たちとの関係があるのかもしれない。死者たちに対して生者はつねにこの一方的であることから逃れることはできないとして…

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BON

BONの感想・評価

3.7

「ロウソクの三部作」最終作。イギリスの作家ヘンリー・ジェイムズの小説を下敷きとしたトリュフォーの中ではマイナーな作品。

若くして最愛の妻ジュリーを失い、以後40代になった今も独身を続け、…

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甲冑

甲冑の感想・評価

4.0

これもある種のPTSDであろうか。死者への執着がいきすぎる男はマイ祭壇を作ってしまうのであるが最も愛した嫁と最も憎ったらしいおっさんを一緒に合祀する事が解せず、可愛い現世女子(このナタリー・バイは田…

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フランソワ・トリュフォー監督作品。
ネストール・アルメンドロス撮影。
1928年フランス東部の小さな町。フランソワ・トリュフォー演じるジュリアンは、新婚早々に亡くなった妻ジュリーに愛情を抱き続け、家…

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菩薩

菩薩の感想・評価

4.0

これを観て真っ先に思い出したのが只今絶賛開催中のクリスチャン・ボルタンスキー展で見たモニュメントシリーズだったりするわけで。ボルタンスキーが不特定多数の見知らぬ人々の「不在」を表現する事により、その…

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若くして亡くした妻や戦友のことを片時も忘れることができない中年の男をトリュフォー自らが演じる。小さな新聞社で死亡欄を担当するジュリアンは妻の遺品の保管と戦死した友人たちへの追悼のため、廃虚となってい…

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MiTa

MiTaの感想・評価

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意味不明の極みすぎて睡魔に襲われた
こういう映画の良さはきっと永遠に分からないまま
イワシ

イワシの感想・評価

5.0
とろけた黄金のような蝋燭の火が死者たちの肖像に灯った瞬間、わけもわからず泣いてた。

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